アサギマダラ初見

10月13日、愛知県豊川市
この日の天気予報は、曇りのち晴れとなって北風が吹くとのこと。
これはアサギマダラが山から山へ「ジャンプ」する日だと予想し、市内の公園に出かけました。
山の中腹にフジバカマ畑があるのです。

朝から家の用事を済ませ、慌ただしく出発。
強い風が吹いており、ヒヨドリが数十羽単位で飛んで行くのが見られました。
途中でエナガやシジュウカラの混群と遭遇したので、カメラを向けてみました。

山の下の方にあるフジバカマ畑2か所もチェックしたのですが、そちらには何も来ていませんでした。
中腹のフジバカマ畑には8:30に到着しましたが、こちらにも何もいません。
待つこと1時間・・ようやく1頭目が飛んで来ました。

この個体は5分ほど吸蜜していましたが、旅路を急ぐのか、風に乗って飛んで行ってしまいました。
さらに1時間待ちましたが後が続かず、あきらめて下の方のフジバカマに移動したところ、1頭が吸蜜していました。
木道から遠かったので、反対側の斜面の上からの撮影です。

やれやれ、これで今年もアサギマダラを無事確認できました。
来週は時間があれば別の場所に行きたいところです。

天候:曇りのち晴れ
本日見られた蝶類:キチョウ(キタキチョウ)、アサギマダラ、ウラギンシジミ、ウラナミシジミ、ヤマトシジミ
機材:Panasonic G9PRO2、G99D、DG9㎜、DG Macro45㎜、DG50-200mm、Nikon 8×20 HGL

秋の花壇

10月12日、愛知県豊川市
この日は朝から用事を済ませ、先週に続き、萩の花に来る蝶を撮りに出かけました。
天候は明るい曇り空でした。

新しく作られた花壇では、ツバメシジミやウラナミシジミが吸蜜に来ていました。
光線がフラットなので、優しい感じの写真になりました。

肝心の萩の花はほとんど散りかけており、やって来る蝶の姿も少なかったです。
それでも時おりウラナミシジミやヤマトシジミが来るので、新鮮な個体を選んで撮影。

例年アサギマダラが来るフジバカマ畑も覗いてみましたが、まだ気配なし。
(今年は10月9日が初見日だったらしい)

次第に空が暗くなり、蝶の活動が鈍ってきたところで撤収。
帰り道は本格的な雨になりました。

天候:曇りのち雨
本日見られた蝶類:カラスアゲハ、キチョウ(キタキチョウ)、ウラギンシジミ、ウラナミシジミ、ツバメシジミ、ヤマトシジミ、イチモンジセセリ、チャバネセセリ
機材:Panasonic G9PRO2、G99D、G12-60㎜、DG Macro 45㎜、DG50-200mm、Nikon 8×20 HGL

萩の花の咲くころ

10月5日、愛知県豊川市(その2)
この日はコミスジの幼虫などを撮影後、市内の別の公園に寄り道しました。
天候が回復して来て、花壇ではキマダラセセリやイチモンジセセリなどのセセリチョウ、ウラナミシジミなどが多く見られました。
例によって、花から花へと飛び移る瞬間を撮影。

なかなかピントと構図が両立しないので、数を多く撮るしかありません。
(このブログに掲載している写真は、特に記載がない限りノートリミングです)

「これはもらった!」と思った写真が、後で確認すると蝶と花が重なったりしていました。
そういう写真は、蝶が宙に浮いているように見えないんですよね・・

萩の花が咲くエリアに向かうと、こちらにも多くの蝶が訪れていました。
季節感があるので、最初からそっちに行けばよかったかも。
撮影していると急に雲行きが怪しくなり、雨が降って来たので退散です。

天候:曇り時々晴れ、のち雨
本日見られた蝶類:アゲハチョウ、ナガサキアゲハ、ウラナミシジミ、ヤマトシジミ、キマダラセセリ、イチモンジセセリ、チャバネセセリ
機材:Panasonic G9PRO2、G99D、G12-60㎜、G Macro 30㎜、DG50-200mm、Nikon 8×20 HGL

コミスジの幼虫など

10月5日、愛知県豊川市(その1)
この日もクロコノマチョウの蛹がどうなったか見に行きました。
天候は雨模様・・
この日に羽化する可能性は低いと思いましたが、ここまで来たらとことん付き合うつもりです。

到着して真っ先に蛹を見に行きましたが、残っていた蛹はいずれも羽化の気配なし。
新たに2つの蛹が出来ていました。
終齢幼虫や若齢幼虫もいました。
このようにして、晩秋にかけてダラダラと発生を続けるのでしょう。

クズの群落をチェックすると、コミスジの幼虫が見つかりました。
葉の先っぽを枯れさせて、その上に静止していました。
他には新鮮なウラナミシジミが見つかったくらいで、パッとしませんでした。

このあと早めに引き返し、別の公園に寄り道する事にしました。
その様子は次の記事で。

天候:曇り時々晴れ、のち雨
本日見られた蝶類:アオスジアゲハ、ヒカゲチョウ、ヒメジャノメ、ヤマトシジミ、イチモンジセセリ
機材:Panasonic G9PRO2、G99D、G12-60㎜、G Macro 30㎜、DG50-200mm、Nikon 8×20 HGL、GITZO GT1544T

彼岸花のフィールドで

9月28日、愛知県豊川市
この日は早めの昼食を取り、市内の川沿いのフィールドに出かけました。
狙いは彼岸花に来るアゲハチョウです。

ところが、彼岸花はまだ三分咲きの状態。
つぼみしか無い場所も多かったです。
また、アゲハチョウが発生していたミカンの木は、殆ど伐採されて更地になっていました。
そのせいもあってか、アゲハチョウは非常に少なかったです。

カタバミの群落でヤマトシジミが飛び回っていたので、これを撮影。
本種はどこにでもいる普通種という事で、つい撮影が疎かになりがちです。

よく見ると、交尾しているペアもいました。
交尾ペアに他のオスが絡んで来たところを、偶然写すことが出来ました。

広角レンズを使った撮影では、背景に彼岸花が入るアングルを意識しました。

蝶があまりに少ないので、彼岸花をじっくり撮影してみました。
2時間ほどで撤収。

天候:曇り時々晴れ
本日見られた蝶類:アゲハチョウ、キアゲハ、キチョウ(キタキチョウ)、ツマグロヒョウモン、ヤマトシジミ、イチモンジセセリ、チャバネセセリ
機材:Panasonic G9PRO2、G99D、DG9㎜、G12-60㎜、DG50-200mm、Nikon 8×20 HGL

キタキチョウの羽化と交尾ラッシュ

9月27日、愛知県豊川市 → 新城市

この日も夜明け前から、クロコノマチョウの蛹を見に行きました。
23日の段階で5つ残っていましたが、1つは健在、2つは羽化して抜け殻になっていました。
イノシシが荒らし回ったのか、ジュズダマが横倒しになって、残り2つは行方不明になっていました。
しかし、別の場所にまた新しく2つの蛹が出来ていました。

他の蛹に頭突きしていた幼虫は、その場で蛹になったようです。
(どうやら邪魔だったらしい)
ウラギンシジミの蛹は1つが抜け殻に、残り2つは行方不明になってしまいました。

ここでスパッと諦めて、新城市の彼岸花群生地に転戦・・。
到着は7時過ぎでした。

最初のうちは晴れていたのですが、殆どの時間はベタ曇りとなり、目当てのアゲハ類は非常に少なかったです。
マメ科の植物が繁盛している休耕田を見に行くと、キチョウ(キタキチョウ)の天下となっていました。
一度に確認できたのは15頭。

交尾ペアも2組見られ、いずれもメスは羽化直後でした。
うち1頭は蛹から片方の羽が抜けきらない羽化不全でしたが、交尾を続けていました。
(そのすぐ上に羽化間近の蛹があるのに、後で気がつきました。何というドジ。)
他のオスが何度も絡んで来るので、その瞬間を撮影。
羽化直後のオスに他のオスが誤求愛する様子も見られました。

身近な場所で人知れず数多くのドラマが展開されているなあ。と、あらためて実感。
集落総出の稲刈りが始まったので、10時過ぎに撤収!

天候:曇り時々晴れ
本日見られた蝶類:アオスジアゲハ、キアゲハ、ジャコウアゲハ、ツマグロヒョウモン、ミドリヒョウモン、キチョウ(キタキチョウ)、ヤマトシジミ、イチモンジセセリ
機材:Panasonic G9PRO2、G99D、G12-60㎜、G Macro 30㎜、DG50-200mm、Nikon 8×20 HGL、GITZO GT1544T

クロコノマチョウの羽化

9月23日、愛知県豊川市
この日もクロコノマチョウの蛹がどうなったか見に行きました。
気合を入れて5時過ぎに出発です。

ところが、4つ残っていた蛹のうち2つは、もぬけの殻になっていました。
「しまった!昨日来ればよかった!」と思いましたが、後の祭りです。
残りの2つはやや黄色っぽくなっていましたが、羽化の気配なし。

がっかりしましたが、1mくらい離れた下草に枯葉の様なものがぶら下がっているのが目につきました。
まさか・・と思ったら、羽化直後のクロコノマチョウでした。
30㎝くらい離れたところに抜け殻がありました。
今まで、存在に私が気付いていなかったようです。
さらに、周囲には羽化していない蛹が3つありました。

1枚目の写真は、F11まで絞り込んで撮影。レンズは50-200㎜で、もちろん三脚使用。
2枚目の写真は、G99Dの「深度合成機能」で深いピントを得ました。・・ほぼ同等の結果に見えます。

この個体は6:44には処女飛行し、8:15に突風が吹くと飛び立って茂みの中に入ってしまいました。
残りの蛹がどうなるか楽しみです。
終齢幼虫も見られたのですが、蛹に頭突き?をする様子も見られました。
この行動の意味はよく分かりません。

ウラギンシジミの蛹は変化なし。
新たに2つの蛹が見つかりましたが、いずれも葉の表面でした。
これまでの30年間、葉の裏面ばかり探していたのは何だったんでしょうか?
成虫も3頭確認。

ムラサキシジミは蛹(前蛹?)になったようですが、アミメアリが群がってすごい事になっていました。

天候:曇りのち時々晴れ
本日見られた蝶類:アゲハチョウ、モンキアゲハ、クロアゲハ、キチョウ(キタキチョウ)、ミドリヒョウモン、クロコノマチョウ、ウラギンシジミ、ムラサキシジミ、チャバネセセリ
機材:Panasonic G9PRO2、G99D、G12-60㎜、G Macro 30㎜、DG50-200mm、Nikon 8×20 HGL、GITZO GT1544T

イチモンジセセリの飛翔

9月21日、愛知県豊川市
先週見つけたクロコノマチョウの蛹を見に行きました。
昨夜が雨だったので、この日羽化するかと思ったのです。
しかし、5つあった蛹のうち2つは既に抜け殻になっていて、残りの3つは羽化の気配なし。

他の物を探す事にしたところ、ウラギンシジミの蛹が見つかりました。
意外なことに、葉の表面に作られていました。
幼虫はもう見つかりませんでした。

数頭のイチモンジセセリが吸蜜に来ていたので、飛翔写真を撮影。
飛翔写真は1/4000秒で撮影しているのですが、それでもピタッと止まらないことがありました。
成虫のウラギンシジミやコミスジも見られたのですが、写真には撮れず。

10時過ぎに撤収。

天候:晴れ
本日見られた蝶類:アゲハチョウ、キチョウ(キタキチョウ)、コミスジ、クロコノマチョウ、ウラギンシジミ、ツバメシジミ、ヤマトシジミ、イチモンジセセリ
機材:Panasonic G9PRO2、G99D、G12-60㎜、G Macro 30㎜、DG50-200mm、Nikon 8×20 HGL、GITZO GT1544T

ウラギンシジミの幼虫など

9月14日、愛知県豊川市
昨夜まで雨が降っていて、朝から曇が広がっていましたが、それでも出発。
先週見つたクロコノマチョウの幼虫が蛹になっているだろうと予想しました。

予想通り、蛹4つの他、前蛹となっている個体もいました。
今後、羽化のタイミングに出かけることが出来ればよいのですが・・

ミカンの木ではアゲハの終齢幼虫と若齢幼虫が見つかりました。

クズの群落を見に行くと、ウラギンシジミの幼虫が見つかりました。
色には個体差があって、グリーンっぽいのと赤っぽいのがいました。
お尻の突起を真後ろから撮ってみました。

アラカシの幼木ではムラサキシジミの巣が見つかりました。
巣が小さくて、体がはみ出ていますね・・

9時前に撤収。

天候:曇り時々晴れ
本日見られた蝶類:モンキアゲハ、キチョウ(キタキチョウ)、ヒカゲチョウ、ヒメウラナミジャノメ、ヤマトシジミ
機材:機材:Panasonic G9PRO2、G99D、G12-60㎜、G Macro 30㎜、DG50-200mm、Nikon 8×20 HGL、GITZO GT1544T

皆既月食中の星食

2025年9月8日、愛知県豊川市

9月7日の夜(8日の未明)、皆既月食が見られました。
今回は皆既となる時間が1時間半と長く、その間に星食も見られるという事で、撮影に挑戦しました。

前日の7日夜、カメラ2台をベランダ脇にセットして、10時ごろ就寝・・
うとうとして目を覚まし、まだ早いかな?と思ったら、月食直前の1:10でした!
あわてて飛び起き、カメラを外に出して撮影開始です。

月食の進行の様子は10分おきに撮影する事にし、星食は連続写真に収める事にしました。
さらに、星食の瞬間(潜入と出現)は双眼鏡でも確認。
(その瞬間を見れて感激しました。)

星食の連続写真は、パソコン上で比較明合成しています。
手動で合成位置を合わせたので、星の動きがたどたどしいです。
2枚目の写真は「みずがめ座 82番星」の潜入と出現。
3枚目の写真は「みずがめ座 81番星」の出現の様子です。

広角レンズでの連続写真は、途中で露出を確認するためにタイマーを切ったのですが、再開する時間を間違えてしまい、一部間隔がおかしくなってしまいました。
これは次回への反省点ですね・・

天候:晴れ
機材:機材:Panasonic GH5Ⅱ、G9PRO2、フォクトレンダー10.5㎜、G100-300㎜、GITZO GT1544T、GITZO G226、Kenko SKYMEMO-S