スミレにギフチョウ

3月30日、静岡県浜松市枯山
さて、今年も野鳥にうつつを抜かして蝶の撮影に出遅れた感がありますが、ギフチョウの発生する季節となりました。
前日の土曜日は天候不良のため見送って完全休養日とし、30日の日曜日に賭ける事にしました。
5時前に起床して朝食を取り、頭の先から足の先まで青いものがついていないことを確認して、いざ出発!
(言うまでもありませんが、青いものを身につけないのは、ギフチョウの生態を必要以上に乱さないためです)。

山の中腹に車を停め、ここから小一時間のハイキングです。

毎年撮影している集落の桃の花・・この風景を見ると、「ああ、今年もやって来たんだなあ」と思います。
道中の桜や桃の開花状況から、ギフチョウは間違いなく発生していると見ました。
例によって発生状況の予備知識なしで訪れたため、少々不安ではありました。
個人的に今年の初見日は3/25から3/30の間と予想していましたが、実際にはもっと早かったみたい。

8時過ぎに駐車場に到着。
寒い・・。設置されている温度計は8℃を差していました。
ここから稜線沿いに歩いて行きましたが、9時前にはコツバメが飛ぶようになり、9時過ぎにいつものポイントに着くと、先着の同好者から1頭見たとの知らせが。
ムムッ、この状況で?
しばらくすると複数の個体が追飛するようになり、喜んで撮影。

朝のうちは肌寒いためか、飛んでもすぐ地表にとまる個体が多かったです。
さかんに追飛するので、トランザムモードで飛び立つ瞬間を狙いました。

スミレの群落が咲いていたので、ギフチョウが来るのを待ち伏せ。
1つの花での吸蜜時間は短いのですが、何度かやって来たのでチャンスがありました。
スミレで吸蜜する写真は背景がごちゃごちゃした地面になりがちですが、ここはうまい具合に背景が抜けていい感じの所でした。

枯草が邪魔になることが多かったのですが、私は事前に枯草を掃除したりしないので仕方ありません。
それが自然な状態だと思うので。

オスばかりかと思いきや、交尾付属物をつけたメスもやって来ました。
それを見つけたオスがちょっかいを出していましたが、交尾付属物が邪魔になって交尾できず、すぐに離れていました。

有名ポイントのアセビは花が少なかったですが、数頭のコツバメが吸蜜に来ていました。
風が強いのでアセビにギフチョウは来ないかと思ったのですが、正午ごろチェックすると来ていました。
しかし、ちょっと遠い・・。
もう1カ所のアセビにも来ていましたが、そちらも花が少なく、下から見上げる場所だったのでうまく撮れず。

正午前になるとやや数が減ったようでした。
ところで、この日はヒオドシチョウを全く見かけなかったのが気になります。

古くなった柵が遊歩道脇に置かれており、そこもギフチョウの占有ポイントになっていました。

このあとカタクリのポイントにも行ってみたのですが、まだ花は少なかったです。
次第に天候が曇りがちになって風が強くなり、そちらではギフチョウは1頭見かけただけでした。
13時過ぎまで粘りましたが、風が一向に止まないので撤収。

天候:晴れのち時々曇り
本日見られた蝶類:ギフチョウ、コツバメ
機材:Panasonic LUMIX G9PROⅡ、G99D、G12-60㎜、G100-300mm、Nikon 8×20 HGL

飛びながら水浴びするイワツバメ

3月22日、愛知県岡崎市
例年この時期は新城市へ新生蝶の撮影に出かける事が多いのですが、20年ほど前に岡崎市へ行った事があり、その時にイワツバメがたくさん飛んでいたのを思い出しました。
当時は撮る気にもなりませんでしたが、その時に比べると(私の腕はともかく)カメラの性能が飛躍的に上がっているので、チャレンジしてみる事にしました。

堤防から眺めるとイワツバメが上空を旋回し、時々河原に降りているのが見えました。
河川敷の道は当時は舗装されていませんでしたが、いつの間にかコンクリートで固められており、自然度が低くなっていました。
イワツバメたちは河原に降りる階段から泥をすくい、枯草を啄んで巣の材料にしているのでした。
先客のカメラマンが川面を飛ぶイワツバメを撮影していたので、邪魔にならないよう、その後ろから撮影。

通行人に驚いて何度も飛び立つので、そういう写真もかなりの枚数撮影したのですが、「・・これって私が撮りたかった写真なんだろうか?」という疑問が沸いたので全て削除しました。

飛んでいる時は恐ろしく速く、イワツバメってこんなに速かったっけ?と思いましたが、泥をすくって飛び立つところを撮影。

昼前には温かくなり、モンシロチョウが飛んでいるのが見られました。
堤防に咲いたカラシナに吸蜜に来ました。
まだ数は少ないようで、見られたのは2頭だけ。
ベニシジミも探しましたが、全く見当たらず。

あちこちでイワツバメが泥をすくっているのが見られましたが、散歩している人たちも気がついたようで、皆スマホを向けていました。
この日撮りたかったのは、飛びながら水浴びしているシーン。
川幅の広い場所の真ん中あたりで行われるため、小さくしか写せず、縦横1/2くらいにトリミングしています。

複数で飛んで来て、順番に水浴びする様子も見られました。
水を飲む様子や、水浴びしたあと体をブルブルッとひねって水を切るところも見られました。
なんと器用な・・。

私と同じように(?)イワツバメを撮影している女性がいましたが、自然に興味を持つ人が増えるのは良い事だと思います。

天候:晴れ
本日見られた蝶類:モンシロチョウ、キチョウ(キタキチョウ)、キタテハ
本日見られた鳥類:ドバト、スズメ、カワラヒワ、イワツバメ、ハクセイキレイ、オオバン、カワセミ、コサギ、カワウ
機材:Panasonic LUMIX G9PROⅡ、G99D、G12-60㎜、G100-300mm、Nikon 8×20 HGL

河津桜にメジロ(その2)

3月15日、愛知県豊川市
このところなかなか暖かくなりませんが、ここ数日は晴れた日が多かったので河津桜は満開になっているのではないかと予想しました。
河津桜は満開をやや過ぎて、葉桜になりかけている木もありました。
おそらく2,3日前がベストだったろうと思います。

遅咲きの品種も植えられているのですが、花はこの状態。
一見綺麗なようですが、近寄って見るとやや鮮度に欠けます。

メジロの数は多かったです。
いつもの番(つがい)がどれなのか分からない状態に・・
群れの中に紛れているのか、別行動しているのか、よく分かりませんでした。

ときおり開けた場所に移動して来ます。
この日は露出が厳しいので飛翔写真は諦め、止まり画を中心に狙ったのですが、偶然飛び立つところが撮れる事もありました。

いつも散歩でお会いする人は「蜜なんか殆どないのに・・」と言っていました。
メジロにしてみれば、蜜が殆どなくても花の数が多ければ問題ないという事でしょう。

吸蜜の合間に、ブルブルッ、と花粉を振り払う様子も見られました。

空はどんより曇って肌寒かったです。
薄手の上着を着て来たのですが、もっと厚着して来るんだったと後悔。

カメラマンの数は少なく、殆どはマナーの良い人でしたが、良くない人も中にはいました。
メジロが傍に来ても知らん顔をしているのに、私がメジロにカメラを向けると目ざとく見つけ、カメラの前を走って横切るのでウンザリしました。
こういう人たちを毎年見かけますが、彼らはメジロを探しているのではなく、「メジロを見つけた人」を探しているのです。
もちろん双眼鏡なんか持っていません。
つまり、自分で探す気も無ければ、野鳥を観察して習性を知ろうという気も無い訳です。

さて、朝のうちはメジロを追い払っていたヒヨドリですが、昼前になるとメジロの隣で吸蜜している個体もいました。
11時過ぎに撤収。

天候:曇り
本日見られた鳥類:キジバト、スズメ、メジロ、コゲラ、シロハラ、ジョウビタキ
機材:Panasonic LUMIX G9PROⅡ、G99D、G12-60㎜、G100-300mm、Nikon 8×20 HGL

河津桜にメジロ(その1)

3月10日、愛知県豊川市
今年は花の開花が遅く河津桜の開花も遅れていたようですが、そろそろ咲き始めているだろうという事で、市内の公園を訪れました。
時刻は12時前・・。
メジロは、いつもの番(つがい)とオスと思われる単独の個体の、計3羽が来ていました。
花はまだ1,2分咲きと言ったところ。
それなりに人出はありましたが、混雑しているほどでもなく、まあまあの条件でした。

他にカメラマンはおらず、貸し切り状態。
ときおり河津桜の生えた斜面を人が通った時以外は、邪魔も入らず、思う存分撮影できました。
この日はメジロを追い回す人もいませんでした(笑)。

飛び立つところも撮影。
まだ少ない花で次々と吸蜜して行きます。

風が強くなって来たので、2時間ほど撮影して撤収。

天候:晴れ
本日見られた鳥類:メジロ、シロハラ、コゲラ
機材:Panasonic LUMIX G9PROⅡ、G99D、G12-60㎜、G100-300mm、Nikon 8×20 HGL

メジロと梅と花見客

3月8日、愛知県豊橋市・梅林
朝から雨です。
天気が良ければいつもの公園にメジロを撮りに行くつもりだったのですが、天気が悪いという事は人出が少ないだろうという事で、前々から気になっていた豊橋市内の梅林へ行ってみる事にしました。

梅の花はほぼ満開。
この梅林を訪問するのは、十数年前にムラサキツバメの探索に訪れて以来です。
当時は晩秋だったので、今回はまるで全く違う場所の様でした。

天候は小雨が降ったり止んだりの繰り返し。
傘を差しながらメジロを撮影しましたが、やはりどうにも撮りづらいので、途中から傘を差すのは諦めました。
メジロが枝を渡るたび、花に溜まった水滴が飛び散りました。

来る時、梅林前の道路を通りかかると、ガードレールにジョウビタキがとまっていて、誰がこんな所にテニスボールを置いたのか?と思ってしまいました。
しばらくすると園内で同一と思われる個体に出会いました。

天候は次第に回復傾向の様で、途中から雨が止んでいる時間が長くなりました。
雨が止むと別の問題があって、案の上、バズーカみたいな望遠レンズを持った人たちがやって来ました。
野鳥への近づき方を知っている人が来たのであれば何も問題は無いのですが、そうとは限りません。

私としてはメジロたちが移動する先を読み、じっと待ち伏せて撮影しているつもりなのですが、メジロが来たと思ったら、周りをすごい勢いで歩き回る人がいて閉口しました。
頼むからメジロが近くに来たら歩き回らないでくれと思うのですが、ド素人の私が見ても彼は野鳥撮影に不慣れなようで、メジロを追いかけ回しはじめるのです。
そうなると、メジロ逃げる → カメラマンたち追う → メジロ逃げる・・となって、最終的にメジロは高い木の上に飛んで行ってしまいます。
こっちは撮影どころではありません。

第一、野鳥を撮影しているのに双眼鏡を持っていないという時点で、ちょっとオカシイ。
あれだと、行き当たりばったりで撮るしかないのではないか?と思うのですが・・

さて、出来るだけ他の人と一緒にならないようにしながら撮影続行。
花見客も次第に増え、皆さん「メジロがいる」と言ってスマホを向けていました。
普通の花見客の方が野鳥カメラマンよりもじっとしているので、メジロが近づいて来るという皮肉。
真剣な話、花見客にカメラを持たせた方が、いい写真を撮るのではないかと思います。

もっと撮影したかったのですが、11時を過ぎて時間切れ。

天候:雨のち曇り
本日見られた鳥類:ハシボソガラス、キジバト、ヒヨドリ、シジュウカラ、メジロ、コゲラ、シロハラ、ハクセキレイ、ジョウビタキ、モズ
機材:Panasonic LUMIX G9PROⅡ、G99D、G12-60㎜、G100-300mm、Nikon 8×20 HGL

マンサクにメジロ(2)

3月2日、愛知県豊橋市
この日の天候は雨模様でしたが、午後から雲が薄くなる予報だったので、昼食後に出かける事にしました。
1,2週間前の事を思うと、昼間はかなり暖かく感じられました。

スマホを眺めながら歩いている大勢の人がいて驚きましたが、みなさん「ポケモンGO」をやっているようでした。
人があまり来ない場所では、ツバキにメジロが来ていました。
・・ポケモンに負けないくらいカワイイと思う。

飛び立つところも撮影。
時々、ヒヨドリに追いかけられたりしていました。

非常に暖かくなり、キチョウ(キタキチョウ)が舞うようになりました。
ムラサキシジミも起き出して来て、ツバキで吸蜜していました。

メジロは、マンサクの下で2,3歳の子供たちが遊んでいても全然怖がらないようです。
ただ、大人の人間、黒い服の子供、イヌが近づくと逃げます。
要は、(輪郭が)大きい人が怖い、カラスや猛禽に似たものが怖い、飛びかかって来そうなものが怖い、という事です。

恐らく雌雄と思われるペアの他、数羽の群れもやって来ました。
黄色いマンサクにも帰り際にやって来ましたが、あまり撮れず。

今年は花の開花が全般的に遅れているのが気になります。

天候:曇り時々晴れ
本日見られた蝶類:キチョウ(キタキチョウ)、ムラサキシジミ、ムラサキツバメ
本日見られた鳥類:ドバト、キジバト、ヒヨドリ、ヤマガラ、メジロ、アオジ、コゲラ、シロハラ、ハクセキレイ、ノスリ
機材:Panasonic LUMIX G9PROⅡ、G99D、G12-60㎜、G100-300mm、Nikon 8×20 HGL