チョウを呼ぶまちプロジェクト

8月16日、愛知県名古屋市
2009年から2012年のこと、竹中工務店と他の企業にて“蝶の飛ぶまちロジェクト”なる取り組みが行われました。
名古屋市内の公園を繋ぐように植物を植え、どの程度蝶を呼ぶことが出来るか調べようという活動でした。
残念ながら、その後は活動が尻すぼみになった企業が多いようです。
しかし、現在は名古屋市が“チョウを呼ぶまちプロジェクト”として、生物の好む草木の苗を配布したりしているようです。
(微妙に名前が違う)

・・という訳で、この日は名城公園の他、周辺の公園や緑地の状況を見に行きました。

地下鉄名城線・名城公園駅で下車したのですが、駅から名城公園への経路がバリアフリー化されていました。
しかし、アリーナの建設やら整備に伴い、公園周辺の木々は伐採されたところも目立ちました。

公園内ではビスカスの花にチャバネセセリが来ていました。
花壇はランタナや百日草など、蝶の好む花が植えられていて、多数の蝶が集まっていました。

フラワープラザのガラスドームの向こうに見えるのは、新しくできたIGアリーナ。
遠景で撮影したアオスジアゲハは、“タンノ型”の個体でした。

名古屋城の堀の東側にはカラタチの長~い生垣があって、アゲハチョウの楽園となっていたのですが、すっかり伐採されてスチール製の柵に変えられてしまいました。

さて、その後、周辺の様子を見て回りました。
道路わきに花壇が整備された場所では、モンシロチョウやアゲハチョウが見られました。
民家の前の道路に、植えたのか種がこぼれたのかランタナが生えていて、アゲハチョウが来ていました。

まだ時間が早かったので再び名城公園に向かいました。
華やかな背景が入るよう、アングルを意識して撮影する事にしました。

いつまでもこの公園が彼らの楽園でありますようにと願わずにいられません。
“チョウを呼ぶまち”の今後も継続して見に行こうと思います。

天候:晴れ
本日見られた蝶類:アゲハチョウ、アオスジアゲハ、モンシロチョウ、ツマグロヒョウモン、ヤマトシジミ、イチモンジセセリ、チャバネセセリ
機材:機材:Panasonic G9PRO2、G99D、G12-60㎜、G100-300㎜、Nikon MIKRON 6×15

雨上がり

6月15日、愛知県豊川市
昨夜は雨音で目が覚めました。
その雨も未明までには上がって、この日は1日中曇りとなる予報。
これだと目当ての蝶は出て来ないなと判断し、まだ陽射しが無いうちに、眠っている普通種を撮りに行く事にしました。

着いたと思ったら、既に多くの蝶が飛んでいるのが目に入りました。
ちょっと期待外れ(?)。
近くの川は濁流となっていました。
しかし天候は曇りがちで、光が柔らかく、写真を撮るには良い感じ。

ヒメジョオンで吸蜜する個体。
マクロレンズで撮影。

モンシロチョウはどこにでもいるので、つい後回しになりがちですが、この日は真剣に撮影。
この第2化が、一年で個体数が最も多い気がします。

この日はいつも使っている100-300mmに代わり、45-175mmのレンズを持って来たのですが、撮影中なぜかAFが働かなくなる現象が出ました。
MFに切り替えてもピントリングが反応しません。
カメラを付け替えても同じなので故障したのかと思ったら、帰ってからカードをフォーマットしたら動くようになりました(?)。
何かのバグだったのか??
という訳で、この日は途中から標準ズーム1本での撮影となりました。

豊川市のような地方都市でも、最近は公園や緑地の木々が次々と伐採され、10年ほど前に比べるとずいぶん緑が減りました。
代わりに増えたのが、コンクリートの地面と、(見るからに子供たちの健康に悪そうな)プラスチック製の大型遊具です。
誰も何とも思っていないかも知れませんが、これは異常な事だと思います。

天候:曇り時々晴れ
本日見られた蝶類:アゲハチョウ、キチョウ(キタキチョウ)、モンシロチョウ、モンキチョウ、キタテハ、ベニシジミ、ツバメシジミ、ヤマトシジミ、ヒメジャノメ
機材:Panasonic LUMIX G9PROⅡ、G99D、G MACRO 30㎜、G12-60㎜、GX45-175㎜、Nikon 8×20 HGL

飛びながら水浴びするイワツバメ

3月22日、愛知県岡崎市
例年この時期は新城市へ新生蝶の撮影に出かける事が多いのですが、20年ほど前に岡崎市へ行った事があり、その時にイワツバメがたくさん飛んでいたのを思い出しました。
当時は撮る気にもなりませんでしたが、その時に比べると(私の腕はともかく)カメラの性能が飛躍的に上がっているので、チャレンジしてみる事にしました。

堤防から眺めるとイワツバメが上空を旋回し、時々河原に降りているのが見えました。
河川敷の道は当時は舗装されていませんでしたが、いつの間にかコンクリートで固められており、自然度が低くなっていました。
イワツバメたちは河原に降りる階段から泥をすくい、枯草を啄んで巣の材料にしているのでした。
先客のカメラマンが川面を飛ぶイワツバメを撮影していたので、邪魔にならないよう、その後ろから撮影。

通行人に驚いて何度も飛び立つので、そういう写真もかなりの枚数撮影したのですが、「・・これって私が撮りたかった写真なんだろうか?」という疑問が沸いたので全て削除しました。

飛んでいる時は恐ろしく速く、イワツバメってこんなに速かったっけ?と思いましたが、泥をすくって飛び立つところを撮影。

昼前には温かくなり、モンシロチョウが飛んでいるのが見られました。
堤防に咲いたカラシナに吸蜜に来ました。
まだ数は少ないようで、見られたのは2頭だけ。
ベニシジミも探しましたが、全く見当たらず。

あちこちでイワツバメが泥をすくっているのが見られましたが、散歩している人たちも気がついたようで、皆スマホを向けていました。
この日撮りたかったのは、飛びながら水浴びしているシーン。
川幅の広い場所の真ん中あたりで行われるため、小さくしか写せず、縦横1/2くらいにトリミングしています。

複数で飛んで来て、順番に水浴びする様子も見られました。
水を飲む様子や、水浴びしたあと体をブルブルッとひねって水を切るところも見られました。
なんと器用な・・。

私と同じように(?)イワツバメを撮影している女性がいましたが、自然に興味を持つ人が増えるのは良い事だと思います。

天候:晴れ
本日見られた蝶類:モンシロチョウ、キチョウ(キタキチョウ)、キタテハ
本日見られた鳥類:ドバト、スズメ、カワラヒワ、イワツバメ、ハクセイキレイ、オオバン、カワセミ、コサギ、カワウ
機材:Panasonic LUMIX G9PROⅡ、G99D、G12-60㎜、G100-300mm、Nikon 8×20 HGL

名城公園パトロール

6月22日、愛知県名古屋市 名城公園
この日は丸1日時間が取れたので遠征に行こうかと思ったのですが、思っていたより天候が悪く、家を出たら小雨が降っていました。
という訳で予定を変更し、前から欲しいものがあったので買い物のついでに名古屋へ行く事にしました。

名鉄電車の金山で下車。
名古屋市営地下鉄に乗り換え、名城公園の一つ手前の名古屋城(旧・市役所前)で下車し一区間を歩いてみたのですが、堀の周りのカラタチが数百mに渡って伐採されており、悲しい思いをしました。
残されたカラタチがあるのですが、そちらも強剪定されており、アゲハの生息に影響しないか心配なところです。
フラワープラザの花壇は、いつもと変わりありませんでした。

この時期最も多く見られるのはモンシロチョウ。
天候が曇りで光線状態が優しく、この蝶の優しいイメージにはぴったりです。

この季節の花と言えば紫陽花ですが、なかなかモンシロチョウとの組み合わせが撮れていませんでした。
しばらくすると彼らの活動が活発になって来て、求愛飛翔や誤求愛する様子も見られました。

飽きもせずに飛び立ちを撮影。
いくら撮っても、もっと良い写真が撮れるのではないかと思ってしまいます。

公園の噴水にシオカラトンボが産卵に来ていました。
肝心の産卵する瞬間は、うまく写せず。

アゲハチョウも健在で、健在どころか数が多かったです。
ほっと一安心。
赤色のランタナの他、青色系の花で盛んに吸蜜していました。

嬉しかったのはクロアゲハが見られた事で、元々この公園では少ない種類です。
第2化の夏型は、例年は6月末から見られます。
今年は早いのでしょうか。
途中からは予報に反して良い天候となりましたが、買い物に行くため11時ごろ撤収です。

天候:曇りのち時々晴れ
本日見られた蝶類:アゲハチョウ、クロアゲハ、アオスジアゲハ、ツマグロヒョウモン、モンシロチョウ、ヤマトシジミ、イチモンジセセリ
機材:Panasonic LUMIX G99D、G12-60㎜、GX45-175㎜、Nikon 8×20 HGL

ヒメヒカゲを捕らえたササグモ

6月16日、愛知県豊橋市 葦毛湿原
ここ1,2週間で、車や腕時計のベルト、パソコンの電源ケーブルなどが次々に不具合を起こし、その対応に追われる事になりました。
私の体の調子が悪かったので、自分たちもご主人様にお付き合いしなければいけないと思ったのでしょう。
前日(15日)と当日の午前も家の用事に追われましたが、16日の午後になって時間が取れたので、またまた葦毛湿原に出かけました。

前夜に雨が降ったので、路上で吸水する蝶が見られると思ったのですが、飛び古したアオスジアゲハが駐車場の地面に来ただけ。
湿原の周囲も蝶の姿は少なかったですが、ツマグロヒョウモンが占有行動していました。

ヒメヒカゲは先週に比べると半分くらいに減った感じ。
飛び古した個体が目立ちました。

別の個体を撮影し、ふと木道の反対側を見ると、ササグモがヒメヒカゲを捕らえていました。
驚いたのは食事中のササグモにちょっかいを出す別の個体がいた事で、これは獲物を横取りしようとしているのかと思ったのですが、帰ってからネットで調べると、下の個体はメスで上の個体はオスの様でした。
オスとしては、獲物の方ではなくメスの方に用があったのかも知れません。
メスは糸を出してぶら下がり、逃れようとしていました。

ここで同好の士にお会いし、情報交換・・。
珍しい蝶の撮影ポイントを教えてもらったのですが、残念ながら私は人から教えてもらった場所に行くのを止めてしまったので、あくまでも参考に聞いておきました。
代わりに、ぜひ撮影したい種類がいると言うので、そのポイントを教えて差し上げました。
ちなみになぜ人から教えてもらった場所に行かないかというと、確かに効率よく撮影は出来ますが、それって自分が何か進歩している訳では無いという事に気がついたからです。

さて、このあと引き返すことにしましたが、駐車場わきの池の畔でシロツメクサにモンシロチョウが来ていました。
逆光に輝く姿があまりに美しかったので、しばし撮影。
そんなこんなで、15時過ぎに撤収。

天候:晴れ
本日見られた蝶類:アゲハチョウ、キアゲハ、アオスジアゲハ、モンシロチョウ、キチョウ(キタキチョウ)、ツマグロヒョウモン、ヒメヒカゲ、ベニシジミ、ツバメシジミ、ヤマトシジミ
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、G99D、G12-60㎜、G100-300㎜、Nikon 8×20 HGL

ミズイロオナガシジミの羽化

5月25日、愛知県豊川市
今年は蝶の季節の進行が速いようで、どうも私の方が追い付いていない気がします。
例年この季節に発生し始めるのが、ウラナミアカシジミ、ミズイロオナガシジミ、ミドリシジミといったゼフィルスの仲間です。
という訳で、これらを目当てに市内の公園を訪れました。

到着したのは例によって早朝・・
ポイントを見て回ったのですが、思いのほか風が強く、お目当てのゼフィルスの仲間はなかなか見つかりません。

樹液を出しているクヌギを見て回ると、最初アカタテハが来ていたのですが、その個体はすぐに飛んで行ってしまいました。
少し離れた場所でしばらく様子を見ていると、黒い蝶が飛んで来て私の体にまとわりつきました。
ルリタテハかと思ったら、今季初見のヒオドシチョウでした。

一度近づいてしまうとこちらの存在を気にしなくなるので、超広角でも撮影。
体が温まると、クヌギの幹に陣取って樹液を吸い始めました。

林道わきのハルジオンにモンシロチョウが来ていました。
モンキアゲハやカラスアゲハがまだ生き残っていて、水が染み出した路上で時おり吸水していました。
近くの水溜まりでテングチョウが吸水していたのですが、トノサマガエルが飛びついて食べられてしまう場面を目撃し、仰天しました。
(写真には直後の姿しか撮れず)

別の場所に転戦しようかと考え始めた頃、道路脇のササに羽化直後のミズイロオナガシジミがいるのを見つけ、狂喜しました。
以前このフィールドで羽化直後の個体を撮影して以来、同じ場面を撮ろうと探し続けて、ちょうど10年目のことでした。
10年前は翅を伸ばし始めたところでしたが、今回は既に伸び切っているところでした。

羽化する時間帯・前後の天候・周囲の状況が前回と共通だったので、今回の観察には意味がありました。
この個体は10分ほどで草地の中に飛んで行きました。

他のゼフィルスがなかなか見つからなかったのですが、帰り際にクヌギの高い場所でようやくウラナミアカシジミが見つかりました。
しかし、位置が悪いのと風が強くて、証拠写真を撮るのが精一杯でした。
アカシジミやミドリシジミは気配なし。

11時過ぎに撤収。

天候:晴れ時々曇り
本日見られた蝶類:モンキアゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハ、モンシロチョウ、キチョウ(キタキチョウ)、テングチョウ、アカタテハ、ヒオドシチョウ、コミスジ、ヒメジャノメ、ヒメウラナミジャノメ、トラフシジミ、ウラナミアカシジミ、ミズイロオナガシジミ、ルリシジミ、イチモンジセセリ、チャバネセセリ
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、G99D、DG9㎜、GX45-175㎜、G100-300㎜、Nikon 8×20 HGL

ベニシジミとモンシロチョウ

3月16日、愛知県新城市 桜淵自然公園
ようやく今年最初の蝶の撮影です。
これまでも野鳥の撮影中に蝶を見かけることはありましたが、最初から蝶を目当てに出かけるのは初めてです。
野鳥の撮影と同じような感覚で早起きして出かけたのですが、7時前に到着・・ちょっと早過ぎました。

公園内は菜の花が見ごろとなっていました。
時期的に随分早い気がしますけど。

枯草に紛れているキタテハを探したのですが、見つかったのはテングチョウでした。
「よっ、久しぶり。」という感じです。

9時前になるとベニシジミが飛び出しました。
この日は風が強かったので、風の当たらない日当たりの良い場所を探すと、案の定そこにいました。
毎年同じ場所で見つかります。
ベニシジミはオス3頭、メス1頭が見つかりました。

「モンシロチョウも発生しているだろうから見てみたい!」と思って歩いていると、肩越しにそのモンシロチョウが私を追い抜いて行きました。
ようやく1頭出て来たと思ったら数が増え、一番多い時で同時に3頭見られました。
オスが多かったようです。
これはナノハナの葉上から飛び立ったところ。

越冬蝶ではキタテハの他、アカタテハ、ルリタテハなども見られましたが、撮れたのはキタテハのみでした。
飛び立つところも撮影。

まだまだ撮影したいところでしたが、ここで時間切れ。
昼食に間に合うよう、11時過ぎに撤収です。

天候:晴れ
本日見られた蝶類:モンシロチョウ、キチョウ(キタキチョウ)、テングチョウ、キタテハ、アカタテハ、ルリタテハ、ムラサキシジミ、ベニシジミ、ヤマトシジミ
本日見られた鳥類:イカル、アオジ、シジュウカラ、エナガ、ウグイス、ジョウビタキ、オナガガモ、ヒドリガモ、カワアイサ
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、G99D、DG 9㎜、G12-60㎜、G45-175㎜、Nikon 8×20 HGL