飛ぶ宝石たち

4月26日、愛知県豊川市

昨日撮った写真に満足できなかったので、この日は午前中に同じ場所へ出かけました。
天気は快晴。

到着してすぐ、カラスアゲハが吸蜜にやって来ました。

この日は個体数が多く、おそらく10頭以上見られたと思います。

青色紋が発達した美しいメス。

モンキアゲハも昨日と打って変わって数が多かったです。
やはり蝶の撮影は午前中の方が適していると思います。
しかし、海外のサイトやYouTubeを見ると、「蝶の撮影は、彼らの活動が鈍る夕方が適している」という意見が多いようで、この辺は日本と海外とで考え方が違うようです。

ヒカゲチョウ初見。
早すぎる。

10時を過ぎると湿地で吸水するアゲハチョウが増えて来たので、そちらをメインに撮影。

モンキアゲハのおしっこをマクロレンズで撮影。水滴に背景が写り込んでいます。

カラスアゲハが吸水場所を探して飛んでいたので、空中にピントを合わせておきトランザムモードで撮影。
まさに飛ぶ宝石・・

吸水する姿も凛々しい。
11時に撤収!

天候:晴れ
本日見られた蝶類:アオスジアゲハ、アゲハチョウ、クロアゲハ、モンキアゲハ、カラスアゲハ、テングチョウ、ヒカゲチョウ、ヒメウラナミジャノメ、ウラギンシジミ、ムラサキシジミ、ヤマトシジミ
機材:Panasonic G9PRO2、G99D、G12‐60㎜、DG Macro45㎜、DG50-200㎜、Nikon 8×20 HGL

アリを使役するムラサキシジミの幼虫

7月12日、愛知県豊川市
先週見つけたアカボシゴマダラの蛹がどうなったか見に行きました。
蛹の期間は7~10日と見込んでいますが、うまく行けば羽化の瞬間が見られるかもと思い、ほぼ夜明けと同時に到着。
・・しかし、蛹は既にもぬけの殻となっていました。

7時前には早くもモンキアゲハが吸水する様子が見られました。
小川の水が道路にあふれている場所でしたが、この時期は日陰になったところを選んで吸水するようです。
おしっこする瞬間を撮影。

8時過ぎにはカラスアゲハも吸水に来ていました。

イチモンジセセリが休んでいましたが、よく見ると赤いダニに寄生されていました。
脚で掻き落とせばいいのに・・。

吸水ポイントを何度か見に行くと、今度はルリシジミが来ていました。
これもまたおしっこする瞬間を撮影しました
おしっこの水滴に、向こう側の風景が写りこんでいました。

フェンスに絡んだヤマノイモにキイロスズメの幼虫がいましたが、フェンスが写りこんでしまうので、尾状突起をアップで撮影。

スイカズラの群落を見に行くと、アサマイチモンジと思われる小さな幼虫がいました。
イチモンジチョウと思われる若齢幼虫もいて、背中の棘がほとんど無いので、見分けがつきません。

道端のシダの葉が盛大に食べられているのでよく見ると、初めて見る幼虫が・・
シダに溶け込む擬態が素晴らしいです。
帰ってから図鑑で調べると、シダを食べるマダラツマキリヨトウというらしい。

アラカシの幼木を見に行くと、ムラサキシジミの幼虫が見つかりました。
まだ中齢ですかね。
アリ(クロヤマアリ?)が盛んに触角で触れています。

ムラサキシジミの幼虫はアリに蜜を与え、半ば中毒状態にして従わせているらしい。
現代風に言うと「使役」しているわけです・・現代風かどうか分かりませんが。
アリとしては、それで幸せなんだろうか?

天候:曇りときどき晴れ
本日見られた蝶類:アゲハチョウ、アオスジアゲハ、モンキアゲハ、カラスアゲハ、モンシロチョウ、クロコノマチョウ、ベニシジミ、ルリシジミ、ヤマトシジミ、イチモンジセセリ
機材:Panasonic LUMIX G9PROⅡ、G99D、G12-60㎜、G Macro 30㎜、GX45-175㎜、Nikon 8×20 HGL、Gitzo GT1544T

大集合の吸水集団

5月5日、愛知県豊川市

この日は午前中のみ時間を取って、市内の公園を訪れました。
6時過ぎに駐車場に到着し、蝶の活動前に公園内をチェック。
狙いはスイカズラに集まるアゲハ類でしたが、そのスイカズラの群落は根元から刈り取られていました。(ショック!)
今後復活することがあればよいのですが・・

公園内は新緑のカエデが奇麗でした。

到着してすぐモンキアゲハが飛んで来て、日光浴を始めました。

ツツジのポイントに日が射し込むと、アゲハの仲間がやって来ました。
カラスアゲハは後翅が鳥に突かれていました。

水の染み出した場所ではカラスアゲハが吸水場所を探していました。
すぐ近くの未舗装の場所にモンキアゲハが集まり始め、やがてカラスアゲハもやって来ました。
アオスジアゲハも集まり始めました。

見る見るうちに数が増え、9時過ぎにはかなりの数に。
吸水に来た各種の個体数は以下の通り。

モンキアゲハ :12頭
アオスジアゲハ :6頭
カラスアゲハ :3頭
アゲハチョウ :3頭
クロアゲハ :1頭
コチャバネセセリ:1頭

全て一度に集まったわけではなく、モンキアゲハは9時過ぎから11時過ぎ(私が帰る)までずっといました。
モンキアゲハがこれだけ集まっているのを見たのは初めて。
カラスアゲハとクロアゲハは10時過ぎには居なくなり、次にアゲハチョウ、最後にアオスジアゲハがやって来ました。
この時間的な関係は、その日の天候や状況により変化するようで、例えば日陰の涼しいところでは昼間でもカラスアゲハが吸水していることがあります。

一度時間をかけて近づいてしまうと逃げなくなるのが彼らの特徴で、30㎜のマクロレンズで近づき、おしっこする瞬間を撮りました。

皆同じ方向を向いているのは、太陽を背にしているようです。
風が吹くたびに少し向きを変える様子は、海原に浮かぶヨットのようでした。

目の前でレンズ交換する余裕があったので、9㎜の超広角レンズでめいいっぱい接近して撮影。
G99Dの内蔵フラッシュに自作のディフューザーを使用しています。

気がつくと、いつの間にかコチャバネセセリも加わり、仲良く吸水していました。
しかしこれだけ集まると壮観ですね・・

天候:晴れ
本日見られた蝶類:アゲハチョウ、アオスジアゲハ、モンキアゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハ、テングチョウ、ツマグロヒョウモン、ヒメウラナミジャノメ、コチャバネセセリ、イチモンジセセリ
機材:Panasonic LUMIX G9PROⅡ、G99D、DG9㎜、G MACRO 30㎜、G100-300mm、Nikon 8×20 HGL

ミヤマカラスアゲハの吸水

5月3日、愛知県新城市

この日も新城市の山里へアゲハ類を撮りに行きました。
JR飯田線の各駅停車に揺られ、うとうとしそうになる頃に目的地に到着。

アゲハの多いポイントまでの道中、写真を撮りながらてくてく歩いて行きました。

ジャコウアゲハがよく占有行動しているポイントに行ってみると、今年もまた1頭の個体が縄張りを張っていました。
ツツジの周りをパトロールし、時々枝先にとまっては、他の蝶や蜂が飛んで来ると追い払っていました。

以前モンキアゲハの吸水が見られたポイントに向かうと、ミヤマカラスアゲハがいました。
これまで一度だけ吸水する様子を撮影した事がありましたが、こんなに近づける条件は初めてだったので狂喜して撮影。

吸水しながらおしっこをする様子が見られました。
アオスジアゲハやカラスアゲハやカラスアゲハがやって来て、それに反応して飛び立ちました。

しばらくすると落ち着き、カラスアゲハと仲良く?並んで吸水を始めました。
陽射しと風が強くなると、翅を閉じている時間が長くなりました。

そのままミヤマカラスアゲハを眺めながら(贅沢な時間だ)昼食のおにぎりを食べ、場所を移動。
・・枝を広げた直径が十数mはあろうかという、モチツツジの大木です。
あまりに巨大なので、下の方の枝は日当たりが悪くなり枯れ枝ばかりになっていますが、モノクロモードで造形的に撮ってみました。

この日は他の種類があまり来ないようなので、さらに別のポイントへ移動。
オナガアゲハやナガサキアゲハも1頭ずつ見られたのですが、残念ながら撮れませんでした。

14時過ぎに撤収。

天候:晴れ
本日見られた蝶類:ウスバアゲハ、アゲハチョウ、アオスジアゲハ、カラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハ、クロアゲハ、オナガアゲハ、ナガサキアゲハ、ジャコウアゲハ、キチョウ(キタキチョウ)、テングチョウ、イシガケチョウ、ヒメウラナミジャノメ、ウラギンシジミ、ムラサキシジミ、ヤマトシジミ
機材:Panasonic LUMIX G9PROⅡ、G99D、G12-60㎜、G100-300mm、Nikon 8×20 HGL

ギフチョウの身繕いと吸水

4月5日、愛知県岡崎市 北山湿地

前日の天気予報では10時ごろから曇る予報だったので、ギフチョウは諦めてベニシジミなどの普通種を撮りに行くつもりだったのですが、早朝もう一度確認すると昼頃まで晴れる予報に変わっていました。
ならばという事で、急きょギフチョウの撮影に切り替え、一路岡崎市を目指しました。
湿地手前の空き地に車を停めて歩き始めると、風は弱く、薄い雲がかかる程度で陽ざしがあり、暖かくなりそうな予感。

フィールドを一回りして様子を確認。
8:58、この日最初のギフチョウが飛ぶのが確認できましたが、その後はなかなか続きません。
9:30ごろに木にとまったギフチョウを撮影したのですが、慌てて撮ったので枝被りに・・

9:50ごろ駐車場付近に引き返すと、「地上に降りている個体がいる」と同好の士が教えてくれました。
見に行くと、かなり新鮮な個体でしたが、残念ながら右の後翅が若干欠けていました。
それでも喜んで撮影。

左の中脚で複眼を掃除しています。
さらに、左右の触角を脚の関節で挟んで、ぐーっと引っ張って掃除していました。

口吻を伸ばして地面を探りながら、水分を求め移動を繰り返す様子も観察出来ました。
これまで見たアゲハチョウ科のうち、本種だけ吸水する様子を見た事が無かったのですが、ようやく念願が叶いました。

ギフチョウはスミレに何度か来たのですが、いずれも撮り損ね(泣)。
代わりにキチョウが来てくれました。

そんなこんなで14時過ぎに撤収。
この日はギフチョウが全く見られないことも覚悟したのですが、予想より天候が良くてラッキーでした。
見られた個体は、翅の欠け具合などから判断して、少なくとも4頭でした。

天候:晴れ時々曇り
本日見られた蝶類:ギフチョウ、モンシロチョウ、キチョウ(キタキチョウ)、テングチョウ、ルリタテハ、コツバメ
機材:Panasonic LUMIX G9PROⅡ、G99D、G12-60㎜、GX45-175㎜、G100-300mm、Nikon 8×20 HGL

アゲハチョウとアカボシゴマダラの羽化

9月7日、愛知県豊川市
先週見つけたアオスジアゲハの蛹が気になるので、夜明け前に家を出て公園に向かいました。
本種の蛹の期間は、夏場の飼育下で10~14日とされているようです。
この日に羽化してもおかしくはないだろうと考えました。

アオスジアゲハの蛹は、色合いに変化はなく、まだ羽化は先の様でした。
近くで2つ目の蛹を発見。

他に何かいないかなと思って遊歩道を歩いていると、羽化したてのアゲハチョウが翅を伸ばしているのが見つかりました。
最初は翅がヨレヨレでしたが、カメラをセットしているうちに伸びて来ました。

さらに捜索を続けると、エノキの枝にぶら下がっているアカボシゴマダラが見つかりました。
こちらも羽化したての様で、すぐ右に抜け殻が見えます。

撮影していると、間もなく葉の上によじ登って行きました。
何度か他の場所を見に行ったりしましたが、この個体は9:15ごろ短い飛行を繰り返すようになり、やがて飛んで行きました。

8:00過ぎ、ピカピカの別個体が、日陰のうす暗い場所にいるのに気がつきました。

「まさか、キミも羽化したてじゃないよね・・?」

と思いましたが、すぐ横に蛹の抜け殻があって、またもや驚きました。

ルリタテハの幼虫は順調に成長中。

太陽の位置が高くなり気温も上昇すると、活動する蝶の姿も目立つようになりました。
アゲハチョウが、道端の湿った苔のある場所で吸水を始めました。
おしっこを勢いよくするので、その瞬間を狙いました。
9時半ごろ撤収。

天候:晴れ
本日見られた蝶類:アゲハチョウ、モンキアゲハ、キチョウ(キタキチョウ)、アカボシゴマダラ、クロコノマチョウ、ヒメウラナミジャノメ、ヤマトシジミ
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、G99D、G12-60㎜、GX45-175㎜、Nikon 8×20 HGL、Gitzo GT1544T

朝型・自然観察その2

8月3日、愛知県豊川市
またまた性懲りもなく、早朝から市内の公園に出かけました。

ヒカゲチョウは4頭見られました。
クロヒカゲは、このフィールドではヒカゲチョウよりやや遅れて羽化するようです。
この日は1頭だけ見られました。
マクロレンズでクローズアップを狙ってみました。

クロコノマチョウもやって来ました。
先週まで見られた幼虫の様子も見に行ったのですが、蛹も含め姿はありませんでした。

サトキマダラヒカゲもまだ元気でした。
2頭写っている写真は、どうやら求愛しているらしい。
上がメスで、下がオスのようです・・って、私には見分けがつかないのですけど。
強いて言えば、メスの方が大型で翅の色が淡いでしょうか。

メスが逃げ回り、オスが追いかけて後方からじっと迫っていくという繰り返しでした。
見ている限り、交尾は成立しませんでした。

林道沿いではキマダラセセリが見られました。
ヤマノイモでダイミョウセセリの巣が見られましたが、幼虫の姿は確認できず。
巣をこじ開けて中身を撮る人がいますが、私はそういう撮り方をしません。
そこまでして撮る必要もないし、これでいいのだ(バカボンのパパの口調で)と思っています。

湿地を見に行くと、この日もモンキアゲハが1頭だけ来ていました。
本当はカラスアゲハを期待したのですが・・。

吸水しながら「おしっこ」する瞬間を狙いました。

買い物に行くため、近所のスーパーが開く前に撤収!

天候:曇り時々晴れ
本日見られた蝶類:モンキアゲハ、ヒカゲチョウ、クロヒカゲ、コジャノメ、クロコノマチョウ、サトキマダラヒカゲ、キマダラセセリ
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、G99D、DG9㎜、G MACRO 30㎜、G100-300mm、Nikon 8×20 HGL、Gitzo GT1544T