アベリアの生垣で

7月26日、愛知県新城市
この日も早朝から出発。


斜面の上の道路を歩いていてふと下を見ると、まだ日の当たらない下草でキアゲハがとまっていました。
眠りから覚めたところでしょうか。

少し高台にある草地では、まだ寝ているツバメシジミがいました。
背景は新城市にある雁峰(がんぽう)山脈・・行った事ないけど。

公園の一角には移設された古民家があって、ここだけタイムスリップしたような光景。
(インスタ映えすると思う)

その前の草地ではベニシジミが占有行動していました。
考えてみれば、このポイントを訪れるのは約20年ぶり・・。
当時もベニシジミが迎えてくれたのを思い出しました。

アベリアの生垣があるのを思い出したので行ってみると、アゲハチョウがやって来ました。
チャバネセセリも来ていたので、飛び立つ瞬間を狙いました。
双眼鏡で監視していたところ、ヒメアカタテハが来たのを見つけ、喜んで撮影。

アゲハチョウは、翅の汚損具合から判断するに、オス4頭、メス2頭がやって来ました。
個人的にはキアゲハを撮りたいのですが、先ほどと同じと思われる個体が飛びまわっているだけで、花には来ませんでした。

この日意外だったのは、黒色系のアゲハが全く見られなかったことです。
アベリアの生垣は日陰になっているところもあるので、そういう場所には来ても良さそうなのですが、1頭も見られないのは予想外でした。

ツマグロヒョウモンが占有行動していたのですが、やはり暑いのか、次第に日陰にとまる事が多くなりました。
10時過ぎに撤収。

天候:晴れ
本日見られた蝶類:アオスジアゲハ、アゲハチョウ、キアゲハ、モンシロチョウ、ツマグロヒョウモン、ヒメアカタテハ、ヒメウラナミジャノメ、ベニシジミ、ツバメシジミ、ヤマトシジミ、チャバネセセリ
機材:機材:Panasonic G9PRO2、G99D、G12-60㎜、G Macro 30㎜、G100-300㎜、Nikon 8×20 HGL

アサマイチモンジの幼虫・その後

7月21日、愛知県豊川市
この日は午前中に時間を取って、アサマイチモンジの幼虫がどうなったか見に行きました。
6時ごろ現地到着。

モンキアゲハが薄暗い森の入り口付近で休んでいました。
早朝に本種が休んでいるところを見つけると、常に翅を開いた状態なのですが、おそらく寝ているときは閉じているのだろうと思います。
(アゲハチョウなどは閉じているので)

アサマイチモンジの幼虫ですが、先週あれほどいたのが嘘のように、なかなか見つかりません。
ようやく若齢幼虫を見つけました。
意外にも、終齢かそれに近い個体もいました。

アオスジアゲハの幼虫も順調に成長中。
他にも若齢幼虫が目立つようになりました。

道路が湿った場所に行ってみると、例によってモンキアゲハが吸水に来ていました。
望遠で撮るといつも同じような写真ばかりになるので、今回は主に30㎜のマクロレンズで撮ってみました。
頭部のアップも撮影。

しばらく他のものを撮りに行って引き返してみると、3頭に増えていました。
その後もさらに増えるのか興味がありましたが、ここで時間切れ。
10時前に撤収です。

天候:晴れ時々曇り
本日見られた蝶類:アゲハチョウ、アオスジアゲハ、モンキアゲハ、ベニシジミ、ヤマトシジミ、イチモンジセセリ
機材:Panasonic G9PRO2、G99D、G12-60㎜、G Macro 30㎜、GX45-175mm、Nikon 8×20 HGL、GITZO GT1544T

アリを使役するムラサキシジミの幼虫

7月12日、愛知県豊川市
先週見つけたアカボシゴマダラの蛹がどうなったか見に行きました。
蛹の期間は7~10日と見込んでいますが、うまく行けば羽化の瞬間が見られるかもと思い、ほぼ夜明けと同時に到着。
・・しかし、蛹は既にもぬけの殻となっていました。

7時前には早くもモンキアゲハが吸水する様子が見られました。
小川の水が道路にあふれている場所でしたが、この時期は日陰になったところを選んで吸水するようです。
おしっこする瞬間を撮影。

8時過ぎにはカラスアゲハも吸水に来ていました。

イチモンジセセリが休んでいましたが、よく見ると赤いダニに寄生されていました。
脚で掻き落とせばいいのに・・。

吸水ポイントを何度か見に行くと、今度はルリシジミが来ていました。
これもまたおしっこする瞬間を撮影しました
おしっこの水滴に、向こう側の風景が写りこんでいました。

フェンスに絡んだヤマノイモにキイロスズメの幼虫がいましたが、フェンスが写りこんでしまうので、尾状突起をアップで撮影。

スイカズラの群落を見に行くと、アサマイチモンジと思われる小さな幼虫がいました。
イチモンジチョウと思われる若齢幼虫もいて、背中の棘がほとんど無いので、見分けがつきません。

道端のシダの葉が盛大に食べられているのでよく見ると、初めて見る幼虫が・・
シダに溶け込む擬態が素晴らしいです。
帰ってから図鑑で調べると、シダを食べるマダラツマキリヨトウというらしい。

アラカシの幼木を見に行くと、ムラサキシジミの幼虫が見つかりました。
まだ中齢ですかね。
アリ(クロヤマアリ?)が盛んに触角で触れています。

ムラサキシジミの幼虫はアリに蜜を与え、半ば中毒状態にして従わせているらしい。
現代風に言うと「使役」しているわけです・・現代風かどうか分かりませんが。
アリとしては、それで幸せなんだろうか?

天候:曇りときどき晴れ
本日見られた蝶類:アゲハチョウ、アオスジアゲハ、モンキアゲハ、カラスアゲハ、モンシロチョウ、クロコノマチョウ、ベニシジミ、ルリシジミ、ヤマトシジミ、イチモンジセセリ
機材:Panasonic LUMIX G9PROⅡ、G99D、G12-60㎜、G Macro 30㎜、GX45-175㎜、Nikon 8×20 HGL、Gitzo GT1544T

サワガニの死骸から吸汁するモンキアゲハ

7月19日、愛知県新城市
3連休の初日、折角なので丸一日時間を取って、新城市にプチ遠征しました。
始発電車で飯田線を北上し、1時間あまりで到着。
道中、花が少ないなと思ったのですが、思わぬ場所にヤマユリの群落がありました。

青いカミキリムシ。
帰ってから調べたら、「アオカミキリ」のようでした。

畑脇にムクゲの花が咲いていて、ダイミョウセセリが来ていました。

ススキの葉が縦に細長く巻かれていました。
よ~く見ると・・コチャバネセセリの幼虫がいました。

でーん、と大きなクロコノマチョウの終齢幼虫もいました。
もっと小さいのもいました。(可愛い)

コミスジのメスが産卵場所を探して飛んでいましたが、やがて日陰で小休止したので、飛び立つのを待って撮影。
私はわざと飛び立たせるような無粋な撮り方はしません。

崖沿いの道路脇に水が滴っているので、何かいないかチェックして行くと、モンキアゲハが吸水しているのが見つかりました。
かなり日当たりの悪い場所でしたが、通行人に驚いて飛び立っても同じ場所に戻って来ます。

なぜだろうと思いながら撮影を続けましたが・・
よく見ると、サワガニの甲羅から吸汁しているのでした。
鳥の仕業か犠牲になったのは2匹で、胴体の内側だけ食べられ、鋏や脚が散乱していました。
タテハチョウの仲間がカエルやミミズの死骸から吸汁するのはしばしば見ますが、アゲハチョウではこれが2回目です。

キチョウ(キタキチョウ)がクロバナキハギの周りを飛び回り、時々吸蜜しながら産卵していました。

天候:晴れ時々曇り
本日見られた蝶類:アオスジアゲハ、アゲハチョウ、モンキアゲハ、カラスアゲハ、クロアゲハ、クロコノマチョウ、ツマグロヒョウモン、ゴマダラチョウ、アカボシゴマダラ、コミスジ、ヒメジャノメ、ウラギンシジミ、ベニシジミ、ムラサキシジミ、ルリシジミ、ヤマトシジミ、ダイミョウセセリ
機材:Panasonic G9PRO2、G99D、G12-60㎜、G100-300mm、Nikon 8×20 HGL

緑が消えて行く

7月6日、愛知県豊川市
早朝の2時間だけ時間を取って、アベリアの生垣に来るであろうアゲハ類を撮りに出かけました。
ところが現場に到着してみると、何という事でしょう、アベリアの花は刈り取られて影も形も無くなっていました。
時々こういう事があるのですが、花の咲く木を植えておいて、花が咲いたら刈り取ってしまうというのはどういう事でしょうか?
気を取り直して近くの公園に転戦・・

と思ったら、樹液の出ていたクヌギやカシの木に赤いテープが巻かれているではありませんか!
よく見ると、あっちにもこっちにも巻かれています。
どうやら近々伐採される運命のようです。
樹液に来ていたメジロや蝶々の姿が目に浮かんで、何とも言えない気持ちになってしまいました。
こうやって、1本、また1本・・と緑が消えていきます。
いつも思うのですが、もしかして公園の管理者は、この世にある全てのものは人間が自由にして良いと思ってませんか?

話は逸れますが、隣の豊橋市では豊橋公園の半分を潰してアリーナを作る計画が進められています。
アリーナや体育館は既にあるのに、280億円ほど使って新しいアリーナを作るらしい。
すでにある野球場は、わざわざ浸水危険地域に移転するとのこと。
住民投票で決める予定ですが、反対派の旗色は悪そうです。
(案の定、賛成と決まったらしい)

賛成派の人たちはアリーナが出来ると人が集まって経済が活性化すると言いますが、私に言わせれば明らかに嘘ですね。
その証拠は、豊川駅前の商店街や名古屋の栄の地下街を見れば分かります。
周辺の開発に反対する人に対し、開発すれば経済が活性化するとか言っていましたが、結果はシャッターを閉めた商店が増えました。
理由は単純で、どこかの人数が増えればどこかが減るという事です。
この30年間我々はその繰り返しをして来ましたが、日本人の収入は増えず、税金が上がっただけです。
・・そろそろ気づいたら?

「アリーナを作らないとバスケットボールチームが認められないんです。そういう規約なんですう~(だから税金を下さい。)」という意見もありますが、呆れてしまいます。
「その規約自体がおかしい。」と、どうして誰も本当の事を言わないのか?

さて、意見広告はそれくらいにして自然観察に戻りましょう。
公園内を歩いていると、羽化したての様な新鮮なアカボシゴマダラが飛んで来て、東屋の手すりにとまりました。
しばらく歩き回っていましたが、口吻を伸ばして汗?か何かを吸い始めました。

広角でも撮影し、背景にアジサイを取り入れてみました。

日陰の湿地を見に行くと、モンキアゲハ3頭が吸水に来ていました。
左の前翅についている白いものは何かと思いましたが、ただの埃のようでした。

天候:晴れ
本日見られた蝶類:アオスジアゲハ、アゲハチョウ、モンキアゲハ、アカボシゴマダラ、ヒメウラナミジャノメ
機材:Panasonic LUMIX G9PROⅡ、G99D、G12-60㎜、G100-300mm、Nikon 8×20 HGL