モンキアゲハの変異の度合い

2025年9月6日、愛知県豊川市

この日も夜明け前に出発。
台風一過の晴天なので、新生蝶が見られると判断しました。

林道では、ボロボロのモンキアゲハが目覚めて活動を始めようとしていました。
背景に朝陽が射しこんで奇麗でした。

アゲハ類が活動するまで、イチモンジセセリなどを撮影・・。
8時を過ぎると、咲き残ったクサギの花にアゲハの仲間がやって来ました。

モンキアゲハは、わりあい新鮮な個体もいました。
その中にずいぶん白っぽいメスが・・
よく見ると、後翅の黄白斑が内側に向かって連なっていました。
さらに、左後翅の前縁部が白く、この部分には鱗粉が乗っていないようにも見えます。
モンキアゲハは裏面の赤色紋とともに黄白紋に変異の度合いがあるようで、いつも注意して見ています。

アカボシゴマダラがエノキの葉に産卵していましたが、地表に降りて枯葉にも産卵していました。
カラスアゲハに混じってミヤマカラスアゲハのメスも一度だけ見られたのですが、うまく撮れず。
11時前に撤収!

天候:晴れ時々曇り
本日見られた蝶類:アゲハチョウ、アオスジアゲハ、モンキアゲハ、カラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハ、クロアゲハ、キチョウ(キタキチョウ)、ヒメジャノメ、ヒメウラナミジャノメ、ウラギンシジミ、ヤマトシジミ、イチモンジセセリ
機材:機材:Panasonic G9PRO2、G99D、G12-60㎜、G Macro 30㎜、DG50-200㎜、Nikon 8×20 HGL、GITZO GT1544T

夜明け前の羽化

8月30日、愛知県豊川市

この日は、先週見つけたアカボシゴマダラの蛹がどうなったか、見に行きました。
早朝に羽化することは分かっているので、5時前に出発。

・・と思ったら、見つけておいた3つの蛹は全て羽化して空っぽになっていました。
がっかりしてふと別の木を見ると、そこに羽化直後のアカボシゴマダラがいました。
時刻は05:10。
って、まだ夜明け前ですよ!
既に翅を開いたり閉じたりしていて、羽化してから時間が経っている様子。
ということは4時台に羽化した訳ですね・・

この日、蛹の抜け殻は計6個も見つかりました。
まだ羽化していない蛹も1つありました。

クサギのポイントではモンキアゲハやカラスアゲハが見られました。
カマキリに捕まって、食べられている個体もいました。
路上には、その翅が落ちていました。

道路に水が染み出しているところでは、シオカラトンボの打水産卵が見られました。

ダイミョウセセリの飛翔写真などを撮り、帰ろうとしたらアカボシゴマダラがクヌギの樹液に来ました。

10時前に撤収。

天候:晴れ
本日見られた蝶類:アゲハチョウ、アオスジアゲハ、モンキアゲハ、カラスアゲハ、キチョウ(キタキチョウ)、ヒメジャノメ、サトキマダラヒカゲ、ヤマトシジミ、イチモンジセセリ、ダイミョウセセリ
機材:機材:Panasonic G9PRO2、G99D、G12-60㎜、G Macro 30㎜、DG50-200㎜、Nikon 8×20 HGL、GITZO GT1544T

アサマイチモンジの幼虫・その後

7月21日、愛知県豊川市
この日は午前中に時間を取って、アサマイチモンジの幼虫がどうなったか見に行きました。
6時ごろ現地到着。

モンキアゲハが薄暗い森の入り口付近で休んでいました。
早朝に本種が休んでいるところを見つけると、常に翅を開いた状態なのですが、おそらく寝ているときは閉じているのだろうと思います。
(アゲハチョウなどは閉じているので)

アサマイチモンジの幼虫ですが、先週あれほどいたのが嘘のように、なかなか見つかりません。
ようやく若齢幼虫を見つけました。
意外にも、終齢かそれに近い個体もいました。

アオスジアゲハの幼虫も順調に成長中。
他にも若齢幼虫が目立つようになりました。

道路が湿った場所に行ってみると、例によってモンキアゲハが吸水に来ていました。
望遠で撮るといつも同じような写真ばかりになるので、今回は主に30㎜のマクロレンズで撮ってみました。
頭部のアップも撮影。

しばらく他のものを撮りに行って引き返してみると、3頭に増えていました。
その後もさらに増えるのか興味がありましたが、ここで時間切れ。
10時前に撤収です。

天候:晴れ時々曇り
本日見られた蝶類:アゲハチョウ、アオスジアゲハ、モンキアゲハ、ベニシジミ、ヤマトシジミ、イチモンジセセリ
機材:Panasonic G9PRO2、G99D、G12-60㎜、G Macro 30㎜、GX45-175mm、Nikon 8×20 HGL、GITZO GT1544T

サワガニの死骸から吸汁するモンキアゲハ

7月19日、愛知県新城市
3連休の初日、折角なので丸一日時間を取って、新城市にプチ遠征しました。
始発電車で飯田線を北上し、1時間あまりで到着。
道中、花が少ないなと思ったのですが、思わぬ場所にヤマユリの群落がありました。

青いカミキリムシ。
帰ってから調べたら、「アオカミキリ」のようでした。

畑脇にムクゲの花が咲いていて、ダイミョウセセリが来ていました。

ススキの葉が縦に細長く巻かれていました。
よ~く見ると・・コチャバネセセリの幼虫がいました。

でーん、と大きなクロコノマチョウの終齢幼虫もいました。
もっと小さいのもいました。(可愛い)

コミスジのメスが産卵場所を探して飛んでいましたが、やがて日陰で小休止したので、飛び立つのを待って撮影。
私はわざと飛び立たせるような無粋な撮り方はしません。

崖沿いの道路脇に水が滴っているので、何かいないかチェックして行くと、モンキアゲハが吸水しているのが見つかりました。
かなり日当たりの悪い場所でしたが、通行人に驚いて飛び立っても同じ場所に戻って来ます。

なぜだろうと思いながら撮影を続けましたが・・
よく見ると、サワガニの甲羅から吸汁しているのでした。
鳥の仕業か犠牲になったのは2匹で、胴体の内側だけ食べられ、鋏や脚が散乱していました。
タテハチョウの仲間がカエルやミミズの死骸から吸汁するのはしばしば見ますが、アゲハチョウではこれが2回目です。

キチョウ(キタキチョウ)がクロバナキハギの周りを飛び回り、時々吸蜜しながら産卵していました。

天候:晴れ時々曇り
本日見られた蝶類:アオスジアゲハ、アゲハチョウ、モンキアゲハ、カラスアゲハ、クロアゲハ、クロコノマチョウ、ツマグロヒョウモン、ゴマダラチョウ、アカボシゴマダラ、コミスジ、ヒメジャノメ、ウラギンシジミ、ベニシジミ、ムラサキシジミ、ルリシジミ、ヤマトシジミ、ダイミョウセセリ
機材:Panasonic G9PRO2、G99D、G12-60㎜、G100-300mm、Nikon 8×20 HGL

大集合の吸水集団

5月5日、愛知県豊川市

この日は午前中のみ時間を取って、市内の公園を訪れました。
6時過ぎに駐車場に到着し、蝶の活動前に公園内をチェック。
狙いはスイカズラに集まるアゲハ類でしたが、そのスイカズラの群落は根元から刈り取られていました。(ショック!)
今後復活することがあればよいのですが・・

公園内は新緑のカエデが奇麗でした。

到着してすぐモンキアゲハが飛んで来て、日光浴を始めました。

ツツジのポイントに日が射し込むと、アゲハの仲間がやって来ました。
カラスアゲハは後翅が鳥に突かれていました。

水の染み出した場所ではカラスアゲハが吸水場所を探していました。
すぐ近くの未舗装の場所にモンキアゲハが集まり始め、やがてカラスアゲハもやって来ました。
アオスジアゲハも集まり始めました。

見る見るうちに数が増え、9時過ぎにはかなりの数に。
吸水に来た各種の個体数は以下の通り。

モンキアゲハ :12頭
アオスジアゲハ :6頭
カラスアゲハ :3頭
アゲハチョウ :3頭
クロアゲハ :1頭
コチャバネセセリ:1頭

全て一度に集まったわけではなく、モンキアゲハは9時過ぎから11時過ぎ(私が帰る)までずっといました。
モンキアゲハがこれだけ集まっているのを見たのは初めて。
カラスアゲハとクロアゲハは10時過ぎには居なくなり、次にアゲハチョウ、最後にアオスジアゲハがやって来ました。
この時間的な関係は、その日の天候や状況により変化するようで、例えば日陰の涼しいところでは昼間でもカラスアゲハが吸水していることがあります。

一度時間をかけて近づいてしまうと逃げなくなるのが彼らの特徴で、30㎜のマクロレンズで近づき、おしっこする瞬間を撮りました。

皆同じ方向を向いているのは、太陽を背にしているようです。
風が吹くたびに少し向きを変える様子は、海原に浮かぶヨットのようでした。

目の前でレンズ交換する余裕があったので、9㎜の超広角レンズでめいいっぱい接近して撮影。
G99Dの内蔵フラッシュに自作のディフューザーを使用しています。

気がつくと、いつの間にかコチャバネセセリも加わり、仲良く吸水していました。
しかしこれだけ集まると壮観ですね・・

天候:晴れ
本日見られた蝶類:アゲハチョウ、アオスジアゲハ、モンキアゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハ、テングチョウ、ツマグロヒョウモン、ヒメウラナミジャノメ、コチャバネセセリ、イチモンジセセリ
機材:Panasonic LUMIX G9PROⅡ、G99D、DG9㎜、G MACRO 30㎜、G100-300mm、Nikon 8×20 HGL

彼岸花とアゲハチョウ

9月23日、愛知県豊川市
またまたルリタテハの蛹の様子を見に行きました。
最初に見つけた個体は、そろそろ羽化してもおかしくないと思ったのですが・・

21日に見つけた個体は、やや黒っぽくなりました。
14日に見つけた個体もほぼ同様。
一方、21日に蛹化した個体はまだ薄い茶色。
いずれにせよ、この日は風が強くて羽化できるような状態ではないと判断し、彼岸花のポイントに移動することにしました。

到着してみると、彼岸花は例年より少なめ。
それでも、花が咲いてから日数が立つのか、既に萎れているところもありました。

蝶の数もかなり少なめ。
例年であれば、うじゃうじゃいる筈のウラナミシジミやイチモンジセセリも、数えるくらいしか見当たりませんでした。
彼岸花とアゲハの組み合わせを撮りたかったのですがなかなか現れず、9時前にようやくアゲハチョウが飛んで来ました。
アゲハチョウも例年であれば複数見られますが、今年はこの個体だけでした。

モンキアゲハは、小川沿いに下流側から飛んで来ました。
かなり傷んでいますが、選り好み出来る状況ではありません。

10時前にはカラスアゲハのメスが飛んで来ました。
こちらも少々くたびれ気味・・

そろそろ帰ろうと思って駐車場に向かうと、生垣のアベリアにクロアゲハが飛んで来ました。
かなり壮絶な姿ですが、飛翔は力強かったです。

昼前に撤収。

天候:晴れ時々曇り
本日見られた蝶類:アゲハチョウ、モンキアゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハ、キチョウ(キタキチョウ)、ウラナミシジミ、ツバメシジミ、イチモンジセセリ、チャバネセセリ
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、G99D、G MACRO 30㎜、G12-60㎜、GX45-175㎜、Nikon 8×20 HGL、GITZO GT1544T

朝型・自然観察その2

8月3日、愛知県豊川市
またまた性懲りもなく、早朝から市内の公園に出かけました。

ヒカゲチョウは4頭見られました。
クロヒカゲは、このフィールドではヒカゲチョウよりやや遅れて羽化するようです。
この日は1頭だけ見られました。
マクロレンズでクローズアップを狙ってみました。

クロコノマチョウもやって来ました。
先週まで見られた幼虫の様子も見に行ったのですが、蛹も含め姿はありませんでした。

サトキマダラヒカゲもまだ元気でした。
2頭写っている写真は、どうやら求愛しているらしい。
上がメスで、下がオスのようです・・って、私には見分けがつかないのですけど。
強いて言えば、メスの方が大型で翅の色が淡いでしょうか。

メスが逃げ回り、オスが追いかけて後方からじっと迫っていくという繰り返しでした。
見ている限り、交尾は成立しませんでした。

林道沿いではキマダラセセリが見られました。
ヤマノイモでダイミョウセセリの巣が見られましたが、幼虫の姿は確認できず。
巣をこじ開けて中身を撮る人がいますが、私はそういう撮り方をしません。
そこまでして撮る必要もないし、これでいいのだ(バカボンのパパの口調で)と思っています。

湿地を見に行くと、この日もモンキアゲハが1頭だけ来ていました。
本当はカラスアゲハを期待したのですが・・。

吸水しながら「おしっこ」する瞬間を狙いました。

買い物に行くため、近所のスーパーが開く前に撤収!

天候:曇り時々晴れ
本日見られた蝶類:モンキアゲハ、ヒカゲチョウ、クロヒカゲ、コジャノメ、クロコノマチョウ、サトキマダラヒカゲ、キマダラセセリ
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、G99D、DG9㎜、G MACRO 30㎜、G100-300mm、Nikon 8×20 HGL、Gitzo GT1544T

奥三河のウスバアゲハ(ウスバシロチョウ)

5月3日、愛知県新城市
さて、ゴールデンウィークの後半4連休が始まりました。

今から30~20年ほど前、かつて愛知県では湯谷駅付近にしかいないと言われていたウスバアゲハ(ウスバシロチョウ)の生息地を求め、地図を片手に各地を回り新しい生息地を探し求めた事がありました。
当時はこの地域に耕作放棄地が目立つようになった頃で、食草が大繁殖して、ウスバアゲハも一気に数を増やした時期でした。
その後、宅地化や太陽光発電の設置、植性の変化などにより、生息地や個体数は明らかに減少局面に入っています。
ということで今のうちに、これまで訪れようと思って後回しになっていた地域を訪れてみる事にしました。

電車とバスを乗り継いだのですが、駅を降りた所でもウスバアゲハが飛んでいて、ここはまだ健在だったかと喜びました。
バスに乗り換えて9時前に現地に到着。

民家の庭先の芝桜に、カラスアゲハのメスが来ていました。
古刹の境内にあるツツジにオスもやって来ました。
この地域限定の「ホソバシャクナゲ」も咲いていたのですが、蝶たちはそちらには目もくれず、野生や植栽のツツジを訪れていました。

ウスバアゲハは道中何度か見かけたのですが、数は多くなく、同時に見られるのは1,2頭でした。
私が探した限りでは、食草が大量に生えているような場所は見つかりませんでした。
既に他の草木に覆われて茂みのようになった梅林が目立ち、やはりもっと昔に訪れるべきでした。

それでも、道路わきの斜面で数頭の個体が滑空している場所が見つかりました。
車の往来があったのですが、斜面を登る脇道にいくらか花が咲いていて、格好の撮影場所になっていました。

13時ごろ現場を後にしましたが、バス停に向かう途中、梅林の下草で吸蜜している個体を見つけました。
梅林に入らないようにして、手を伸ばして撮影。

思ったよりも数が少なかったですが、これで長年の宿題が一つ片付き、満足して帰路につきました。

天候:晴れ
本日見られた蝶類:アゲハチョウ、ウスバアゲハ、クロアゲハ、モンキアゲハ、カラスアゲハ、アオスジアゲハ、モンシロチョウ、キチョウ(キタキチョウ)、モンキチョウ、テングチョウ、ツマグロヒョウモン、コミスジ、ヒメウラナミジャノメ、ダイミョウセセリ
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、G99D、DG9㎜、G12-60㎜、GX45-175㎜、Nikon 8×20 HGL

ツツジとアゲハたち

4月28日、愛知県豊川市
今年もゴールデンウィークがやって来ました。
4月27日から29日はカレンダー通りにお休みを頂いたのですが、27日の朝、顔を洗ったら持病のぎっくり背中を再発してしまいました!
「うわ、最悪。」と思い、Youtubeで見つけた「自分で治すぎっくり背中」(微妙にタイトルを変えています)を試したのですが、あまり変化が無く、むしろさらに悪くなったような気が・・
その日は家でおとなしく寝ていたのですが、翌日の朝起きると動けそうな感じだったので、近所の公園に出かける事にしました。

公園に到着すると、ハリエンジュの白い花が奇麗でした。

日当たりの良い遊歩道の脇では、モンキアゲハが日光浴しているのが数頭見つかりました。
今年は早いな・・と思いましたが、ここ10年くらいそう思い続けている気がします。
昨日までの雨のため歩道が濡れていて、モンキアゲハが吸水にやって来ました。

ツツジとアゲハ類の組み合わせは、今まで撮っているようでも、満足のいく写真がありませんでした。
例年この時期はスイカズラとの組み合わせを撮っているのも理由の一つですが、そのスイカズラはまだ咲いていませんでした。
今回はかなり気合を入れて撮影。

休憩中のメスにオスが求愛する様子も見られました。
この時期にこの公園で最も目につくのはモンキアゲハです。
オスはかなりの数が見られましたが、メスの方が断然撮り易いです。

電柱の陰になっているところにアゲハチョウがやって来ました。
長い時間この場所から離れず、どうやら暑さを避けている様でした。

未舗装の道路でもモンキアゲハの吸水集団が見られました。
よく見ると、鮮度の違いの他、斑紋の個体差があって興味深いです。

セイヨウシャクナゲがまだ咲き残っていて、モンキアゲハやナガサキアゲハがやって来ました。
カラスアゲハがやって来たと思ったらミヤマカラスアゲハだったので驚きました。
この公園では「ややレア」な種類です。

心配した背中の痛みは、不思議な事に撮影していると消えてしまいました。
こんな事なら遠征に行っても問題なかったと思いますが、この日は収穫が多かったのでこれで良しとしましょう。

11時過ぎに撤収!

天候:晴れ
本日見られた蝶類:アゲハチョウ、モンキアゲハ、カラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハ、キチョウ(キタキチョウ)、モンシロチョウ、ツマグロヒョウモン、コミスジ、ヒメウラナミジャノメ、ヤマトシジミ
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、G12-60㎜、GX45-175㎜、Nikon 8×20 HGL