同僚の二人の関係(その3)

某月某日

さて、例の2人は社内での夜のミーティングを止めたようですが、あいかわらず徒歩通勤のBさんをAさんが毎晩のように車で送っています。
仕事の後はプライベートなので、私には口出しする権利はありません。
ところが、つい軽い気持ちで「今日は誰かさんを送って行かなくてよいのか?」というようなメールを出したものだから、Aさんから猛反論を受ける羽目になりました。

Aさん曰く、
「私の車を見かけたと言うけど、同じ種類の車に乗っている人が社内にいます。」
「見まちがいじゃないんですか。」
「以前、誤解を招く事(誰も誤解なんかしていないけど)をしたのは反省しています。」
とのこと。

しかしですね・・こちらは2人がAさんの車に乗るところから、Aさんが退社のスキャンを2人分するところや、自宅と逆方向に走って行くところまで何度も見ているんですよね・・。
会社の駐車場から出る時に偶然後ろを走ったことがあり、車のナンバーまで確認しているのだから、間違えようがありません。
2人が出社する時間も通常は30分くらいずれているのですが、雨の日には一緒にやって来るところを見ると、どうやらAさんが迎えに行っているらしい。

これまで2人の関係を軽蔑していた私ですが、そこまで相手のことを思っているのなら、そっと見守っていこうか、という気になって来ました

2025年に読んだ本

1年に2,3冊しか本を読まない私ですが、珍しく2025年はよく読みました。

・富士日記(中)
…主人公の娘の「花子」が、のちに写真家になる武田花子だと知って驚きました。
世の中は狭い。

・アクロイド殺人事件
…この年のワースト本。
いきなり前書きにネタバレが書いてあり、「え?なんで?」と思ったらその通りの結末でした。
なぜあんな前書きを書いたのか意味が分かりません。金返せ!

・虫を描く女
…まだ科学が未発達の時代に、世間の無理解を恐れずに昆虫の研究と画集の出版に取り組んだ女性の話。
自分の生き方について、いろいろ考えさせられました。

・灯台へ
…たった2日間の出来事を、それぞれの登場人物の心の動きで描写した小説。
これまで味わったことのない読後感が得られました。

・タイタンの妖女
…SF小説だと思って読み始めたら、自分の人生が誰かに操られていたとしたら人生に意味はあるのか?、というような内容だったので驚いた1冊。
もっと若いころに読むべきでした・・。

・鳥の歌 今は絶え
…クローン人間の話。
世代を重ねたクローン人間が簡単な文章さえ作れなくなっていく・・という場面があり、ゾッとしました。
それって我々現代人のことだよね?

・雪国
…一度読んでおこうと思って買った1冊。安かったし。
冬の山々が目に浮かぶような描写が、写真的だと思いました。

同僚の二人の関係(その2)

某月某日

さて、例の2人ですが、他部署の人が「あの2人は一体何なんだ?」と私に尋ねて来るようになりました。
他部署が管理する場所で毎晩密会しているのだから、まあ、そうなるでしょうね・・。

これはさすがにまずいと思ったので、ちょっと注意してやる事にしました!
逆ギレしてパワハラ呼ばわりされないよう、個別に呼び出して慎重に言葉を選び注意しました。
どういう言い訳をするつもりだろうと思ったら、当然ながら2人とも潔白を主張しました。

まず、半年前から毎晩2人で密会しているのは、仕事の話をしているのだと言ってのけました。(え?)
毎回出張が一緒なのは偶然。(ええ?)
毎回同じホテルで前泊しているのも全て偶然だと主張しました。(えええ!?)

ちなみに、毎日何度も一緒に職場を抜け出していることは認めましたが、その理由というのが「他の人から聞いた仕事の仕方が正しいかどうか、本人のいないところで確かめるため。」とのこと。

毎回20~30分、1日数回、それを確かめているそうな。

・・意味が分かりません。もう少しマシな言い訳を思いつかないのか?

最初のうちはまじめに説教しようとしていたのですが、こちらの説教と彼らの言い訳のギャップが面白くなって来て、最後は笑いをこらえるのに必死でした。

もちろん、私は彼らの言葉を1ミリも信じていません。

ていうか、元々この2人を信用していないんですけどね。

「今日は大事な用事があるので・・」とか言いながら、こちらの頼んだ仕事をほったらかして密会に出かけているし。


・・とはいえ何か不〇の証拠を持っているわけではないので、「とりあえず今後は誤解を招かないよう注意してね。」とお願いし、様子を見る事にしました。

同僚の二人の関係(その1)

某月某日

最近の私の頭を悩ませているのが、会社の同僚2人の関係。
これがドラマ並みに面白い・・じゃなかった、微妙な展開となっています。

いきさつは、こうです。
ある日、会社の備品を探しに、めったに人が来ない場所に行ったら、顔を寄せ合ってささやいている2人に出くわしました。
Aさんはまだ若い女性。Bさんは年配で既婚・子持ちの男性です。
2人とも真面目で明るい、職場の人気者だったのですが、人は見かけによらないとはこのことです。
Aさんは私に気づくなり顔を真っ赤にして猛ダッシュで逃げて行き、Bさんはバツが悪そうに下を向いてスッと去って行きました。
残された私は茫然自失・・。

よく考えてみると、この2人、いつも同じ日に出張している気がするぞ・・。
調べてみると、必ず行かなければならない出張でもないのに、この1年は毎回一緒で、しかも例外なく前泊しているということに気がつきました。
さらに気をつけて見ていると、休み時間でもないのに一緒に居室を出て行き、そのまま20分くらい帰ってこないことが1日に何度もあります。
トドメは他部署からのタレコミで、あの二人は半年くらい前から毎晩仕事のあと人目につかない場所(会社内!)で一緒に過ごしているぞ、と言われました。

実は、これには以前から気がついていました。
(そっと夜中に確認しに行ったら、声が聞こえてきてドン引きしましたが、生涯で5番目くらいに驚きました!)

これ、どうしたものか・・?

・・私の感覚では、既婚男性と独身女性が毎晩欠かさず、薄暗い場所で半年のあいだ密会を続けていれば、それは明らかに不○だと思うのですが、一体どういう感覚なのでしょうか?
社会人になってかれこれ30年、これまでも不○の噂があった人たちに出会いましたが、そういう人たちは「ディズニーランドに行ったら、あの二人に会った。」とか、「大阪に出張したら偶然二人に会った。」という風に、社外で隠れて付き合っているのが普通でした。
しかし、今回のように社内で堂々とやっているのは聞いたことがありません。

それとも、社内不○ぐらいで騒ぐ私がおかしいのか?