アリを使役するムラサキシジミの幼虫

7月12日、愛知県豊川市
先週見つけたアカボシゴマダラの蛹がどうなったか見に行きました。
蛹の期間は7~10日と見込んでいますが、うまく行けば羽化の瞬間が見られるかもと思い、ほぼ夜明けと同時に到着。
・・しかし、蛹は既にもぬけの殻となっていました。

7時前には早くもモンキアゲハが吸水する様子が見られました。
小川の水が道路にあふれている場所でしたが、この時期は日陰になったところを選んで吸水するようです。
おしっこする瞬間を撮影。

8時過ぎにはカラスアゲハも吸水に来ていました。

イチモンジセセリが休んでいましたが、よく見ると赤いダニに寄生されていました。
脚で掻き落とせばいいのに・・。

吸水ポイントを何度か見に行くと、今度はルリシジミが来ていました。
これもまたおしっこする瞬間を撮影しました
おしっこの水滴に、向こう側の風景が写りこんでいました。

フェンスに絡んだヤマノイモにキイロスズメの幼虫がいましたが、フェンスが写りこんでしまうので、尾状突起をアップで撮影。

スイカズラの群落を見に行くと、アサマイチモンジと思われる小さな幼虫がいました。
イチモンジチョウと思われる若齢幼虫もいて、背中の棘がほとんど無いので、見分けがつきません。

道端のシダの葉が盛大に食べられているのでよく見ると、初めて見る幼虫が・・
シダに溶け込む擬態が素晴らしいです。
帰ってから図鑑で調べると、シダを食べるマダラツマキリヨトウというらしい。

アラカシの幼木を見に行くと、ムラサキシジミの幼虫が見つかりました。
まだ中齢ですかね。
アリ(クロヤマアリ?)が盛んに触角で触れています。

ムラサキシジミの幼虫はアリに蜜を与え、半ば中毒状態にして従わせているらしい。
現代風に言うと「使役」しているわけです・・現代風かどうか分かりませんが。
アリとしては、それで幸せなんだろうか?

天候:曇りときどき晴れ
本日見られた蝶類:アゲハチョウ、アオスジアゲハ、モンキアゲハ、カラスアゲハ、モンシロチョウ、クロコノマチョウ、ベニシジミ、ルリシジミ、ヤマトシジミ、イチモンジセセリ
機材:Panasonic LUMIX G9PROⅡ、G99D、G12-60㎜、G Macro 30㎜、GX45-175㎜、Nikon 8×20 HGL、Gitzo GT1544T

ウラギンシジミとルリシジミの産卵

6月21日、愛知県豊川市
この日は朝から用事を済ませ、昼食後に出発。
数年前に見つけたアベリアの生垣の様子を見に行きました。
花は七分咲きと言ったところで、黒色系アゲハの第2化が期待できそうでした。
早くもカラスアゲハ1頭が見られましたが、アベリアで吸蜜する様子は確認できず。

ウラギンシジミが2頭いて、ナツフジの蕾に産卵していました。

卵をアップで撮ってみました。
表面は、半球状の凹みが並んだ特徴的な形態をしています。
ヒメジョオンの群落ではベニシジミが吸蜜していました。
ウラギンシジミのポイントにはルリシジミも産卵に来ました。

どうやら片日陰(片日向?)の蕾を選んで産卵するようでした。
当初の目的は達成したのと、思わぬ収穫があったので、2時間ほどで撤収。

天候:晴れ
本日見られた蝶類:アオスジアゲハ、アゲハチョウ、キアゲハ、カラスアゲハ、モンシロチョウ、キチョウ(キタキチョウ)、ベニシジミ、ルリシジミ、ツバメシジミ、ヤマトシジミ
機材:Panasonic LUMIX G9PROⅡ、G99D、G MACRO 30㎜、G12-60㎜、G100-300mm、Nikon 8×20 HGL

ヒメヒカゲ

6月1日、愛知県豊橋市 葦毛湿原
毎年言っている気がしますが、早いものでもう6月です!
この日は葦毛湿原にヒメヒカゲを撮りに行きました。
ミドリシジミなどのゼフィルスも見られるかな?と言う期待もありました。

天気予報は晴れだったのですが、予想に反して曇りがち。
まずはゼフィルスの方を探して湿原の外をうろうろしたのですが、全く見つかりませんでした。
諦めて湿原の木道を歩いてみると、ヒメヒカゲが1頭・・また1頭・・という感じで飛ぶのが見られました。

彼らは日光に敏感で、太陽が雲に隠れると飛ぶのを止めてしまいます。
木道近くに静止したので、柵(ロープ)の外に手を伸ばして撮影。

鳥に襲われたのでしょうか、壮絶な姿になっている個体もいました。
飛び立つところも撮影。
草被りになりがちなので、思ったほどチャンスがありません。

湿原内はイヌツゲの小さな花が満開で、度々ヒメヒカゲが吸蜜にやって来ました。
イソノキも咲き始めていたのですが、そちらはチャンス無し。

ところで、湿原を復元するという目的(口実)で、周囲の木々が大々的に伐採されていました。
その事業を進めている人たちの頭には、湿原はこうあるべきだというイメージがあって、それにそぐわない存在は無くしても構わないらしいです。
人間に破壊された湿原を復元するなら立派な事業だと思いますが、自然に生えてきた木々まで根こそぎ伐採するのはちょっと違う気がします。
いずれ、周りの木々を切ったことで保水能力が下がり、湿地に悪い影響を与えると思います。

新鮮なルリシジミが、このポイントに執着するように飛んでいると思ったら、すぐ近くの鳥の糞で吸汁していました。
お会いした方によるとヤクシマルリシジミも見られたそうですが、私は確認できず。

11時過ぎに撤収です。

天候:曇り時々晴れ
本日見られた蝶類:アゲハチョウ、モンシロチョウ、キチョウ(キタキチョウ)、ヒメジャノメ、ヒメヒカゲ、ウラギンシジミ、ルリシジミ
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、G99D、DG9㎜、GX45-175㎜、G100-300㎜、Nikon 8×20 HGL