アゲハチョウの羽化・連続写真

9月14日、愛知県豊川市
性懲りもなく、アオスジアゲハの羽化を狙いに公園に向かいました。
今度こそ羽化する瞬間から撮影しようと、夜明け前から行動開始です。
前日は仕事の都合で撮影に来れなかったので、この日が駄目なら諦める覚悟でした。
さて、その蛹を見に行くと・・まだ羽化していないどころか、全く変色せず緑色のままでした。
見つけてから13日が経過しているのですが、まだ早いという事でしょうか?

仕方が無いので、他のものを探しに歩き始めると・・

ホシヒメホウジャクの幼虫がヘクソカズラの蔓にいたので撮ろうと思ったら、すぐ近くにアゲハチョウの蛹があるのに気がつきました。
しかも、翅の模様が透けており、間もなく羽化しそうな状態でした。
これは千差一隅のチャンスです。
時刻は6:10。

6:30から7:00ごろに羽化するだろうと読んで三脚をセットして待っていたのですが、なかなか変化が無く、今日は羽化しないのではないかと思い始めました。
散歩している人たちは、不思議そうな顔をして通り過ぎる人もいましたが、中には何を撮っているのかと聞いてくる人も結構いました。
その相手をしている間もチラチラと蛹の様子を窺ったのですが、変化がありません。

しかし、8:30ごろ腹部の節の間隔が変化してきていることに気がつき、再び集中して待つことに。
すると9:00ごろに蛹のある蔓全体が「ブルブルッ」と振動したので驚きました。
これはいよいよだと思って待っていると、蛹の先端が静かに割れて頭部が出て来ました。

息を呑んで見ていると、スルスルと出て来ました。
蛹の抜け殻の中に羽化便をして、外に出て来ました。
一連の変化は、決して大げさではなく、何か神聖なものを見ているような気持でした。

羽を伸ばし切ってしばらくすると、先日のアオスジアゲハの時と同じように、さかんに翅を半開きにしたり閉じたりしていました。
途中で突風が吹いて来てヒヤッとしましたが無事でした。

風が吹いた後、90度回転して翅の裏面が見えるようになりました。
翅が伸び切って、堅くなるのを待っているところ。

あえて通行人を背景に入れたカットも撮ってみました。
なぜ真横から連続写真を撮らなかったのかと思われたかもしれませんが、すぐ右側にフェンスがあって右に回り込めなかったのと、左から撮るとフェンスが画面に入るのを避けた訳です。

充分撮影したので、ここで別のものを撮るために移動。
ルリタテハの幼虫がどうなったか見に行くと、殆どは中齢~終齢となっていましたが、蛹も見つかりました。
初めて見る本種の蛹は、木彫りの彫刻の様でした。

ムラサキシジミの幼虫もかなり大きくなり、多数の蟻の家来を従えていました。
ここで時間切れ。
家族と一緒に昼食を取るため撤収です。

天候:曇りのち晴れ
本日見られた蝶類:アゲハチョウ、モンキアゲハ、ヒメウラナミジャノメ
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、G99D、G MACRO 30㎜、G12-60㎜、GX45-175㎜、Nikon 8×20 HGL、Gitzo GT1544T

アゲハチョウとアカボシゴマダラの羽化

9月7日、愛知県豊川市
先週見つけたアオスジアゲハの蛹が気になるので、夜明け前に家を出て公園に向かいました。
本種の蛹の期間は、夏場の飼育下で10~14日とされているようです。
この日に羽化してもおかしくはないだろうと考えました。

アオスジアゲハの蛹は、色合いに変化はなく、まだ羽化は先の様でした。
近くで2つ目の蛹を発見。

他に何かいないかなと思って遊歩道を歩いていると、羽化したてのアゲハチョウが翅を伸ばしているのが見つかりました。
最初は翅がヨレヨレでしたが、カメラをセットしているうちに伸びて来ました。

さらに捜索を続けると、エノキの枝にぶら下がっているアカボシゴマダラが見つかりました。
こちらも羽化したての様で、すぐ右に抜け殻が見えます。

撮影していると、間もなく葉の上によじ登って行きました。
何度か他の場所を見に行ったりしましたが、この個体は9:15ごろ短い飛行を繰り返すようになり、やがて飛んで行きました。

8:00過ぎ、ピカピカの別個体が、日陰のうす暗い場所にいるのに気がつきました。

「まさか、キミも羽化したてじゃないよね・・?」

と思いましたが、すぐ横に蛹の抜け殻があって、またもや驚きました。

ルリタテハの幼虫は順調に成長中。

太陽の位置が高くなり気温も上昇すると、活動する蝶の姿も目立つようになりました。
アゲハチョウが、道端の湿った苔のある場所で吸水を始めました。
おしっこを勢いよくするので、その瞬間を狙いました。
9時半ごろ撤収。

天候:晴れ
本日見られた蝶類:アゲハチョウ、モンキアゲハ、キチョウ(キタキチョウ)、アカボシゴマダラ、クロコノマチョウ、ヒメウラナミジャノメ、ヤマトシジミ
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、G99D、G12-60㎜、GX45-175㎜、Nikon 8×20 HGL、Gitzo GT1544T

朝型・自然観察

7月27日、豊川市
この日は早起きして近くの公園へ行きました。
到着したのは6:00。

早速樹液の出ているクヌギ林を覗いてみると、サトキマダラヒカゲが何かを追いかけていました。
とまったところを見ると、ヒメジャノメでした。

サトキマダラヒカゲは3頭いて、お互いに追飛したり、他の種類を追い回していました。

それらの種類より高速で飛び回っているのがヒカゲチョウでした。
よく見るとこれも3頭いて、そのうち2頭のツーショットが撮れました。
上(手前)がオスで、下(奥)がメスの様でした。

オスが地表近くで吸汁を始めたので、マクロレンズでクローズアップを狙ってみました。
モニターで拡大して見ると、複眼に細かい毛が生えていました。

道路脇のススキにヤマトシジミがとまっていて、朝の光を浴びていました。
雰囲気が出るよう、広角レンズを開放絞り近くで使ってみました。

目線より少し高い位置にコチャバネセセリの巣がありました。
ファインダーを覗いた時、一種の詩情を感じました。

低い位置にもありました。
なぜかペアで見つかる事が多いです。(偶然?)

この日は朝から買い物に行きたかったので、8:30に撤収!

天候:晴れ
本日見られた蝶類:アゲハチョウ、モンキアゲハ、キチョウ(キタキチョウ)、クロコノマチョウ、サトキマダラヒカゲ、ヒメジャノメ、ヒカゲチョウ、ヤマトシジミ
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、G99D、DG9㎜、G MACRO 30㎜、G100-300mm、Nikon 8×20 HGL

G MACRO 30㎜を試す

7月14日、愛知県豊川市
このところ遠征ばかりになってしまい、足元の自然観察が疎かになってしまいました。
三連休の中日、朝から雨模様なのですが、この日しか時間が取れなかったので午前中に地元の公園を覗いてみました。
空は雲が一面に広がっていましたが、雨の心配は無さそう。
と思っていたら、途中で小雨が降る時間帯もありましたが・・

先日中古レンズの2本セットを手に入れたのですが、まだ使っていなかったので、そのうちの1本である30㎜レンズを持って行く事にしました。
これはフルサイズ換算で60㎜相当となるマクロレンズです。
昆虫写真には45㎜のマクロレンズが適していると思いますが、銀塩写真時代に60㎜のマクロレンズを買ったのに全く使いこなせかった経験があり、再挑戦してみようという変な気を起こしたのです。

この公園には樹液を出しているクヌギがあるのですが、カブトムシ目当てに早朝から人が来ているためか、それとも天候のためか、蝶の姿はありませんでした。
道路脇のヒメジョオンの花の上で、ヒメウラナミジャノメが翅を広げていました。
G MACRO 30㎜でも撮影。

池の畔ではウスバキトンボが休んでいました。
あまりトンボには興味が無いのですが、その気になって探してみると身近な所にいろいろな種類がいるようです。

ススキの群落ではクロコノマチョウの幼虫がたくさん見られました。
歩いていて前方に何か違和感を感じると思ったら、道路脇の小さな草地でヤマトシジミが交尾していました。
天候が悪いにもかかわらず、他の個体も活発に活動していました。

クスノキの葉の上では、アオスジアゲハの若齢幼虫が見つかりました。
まだ小さいのに、一人前に(?)糸を吐いて作った台座の上に鎮座していました。

出発前はあまり期待していなかったのですが、まずまず収穫のある一日でした。
昼前に撤収。

天候:曇り一時小雨
本日見られた蝶類:アゲハチョウ、モンキアゲハ、クロアゲハ、キチョウ(キタキチョウ)、ヒメウラナミジャノメ、ヤマトシジミ
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、G99D、DG9㎜、G MACRO 30㎜、GX45-175㎜、Nikon 8×20 HGL