ヒメヒカゲ・その後

6月7日、愛知県豊橋市 葦毛湿原

天気があまり良くなさそうなのですが、午前中に時間を取って葦毛湿原に出かけました。
かなり早く着いたのですが、駐車場には既に数台の車・・皆さん早起きです。

早速湿原の木道をグルグル回ってヒメヒカゲを探しましたが、なかなか写真に撮れる位置で見つかりません。
殆どは、スゲ類の下の方のゴチャゴチャした場所に静止していました。
朝露が乾く前に撮りたかったのですが・・
しばらくすると雲の間から日が射すようになり、撮り易い位置に出て来た個体を見つけました。
木道が分岐した場所だったので、場所が分かるよう、引いた写真も撮ってみました。

早朝、ツバメシジミの雌雄が湿原内で寝ているのを見つけましたが、湿原内に食草は無いはずです。
隣の草地から飛んで来たようです。
ツゲの花で吸蜜する様子が観察出来ました。

成熟前のハラビロトンボがいましたが、最初見た時は何かと思いました。

天候はなかなか回復せず、全体的にヒメヒカゲの活動は低調。
それでも時々木道に出て来る事があって、足元に来た個体が飛び立つところを撮影。

この日気になったのは、堂々と捕虫網を持った年配の人物が、湿原の入り口を何度も行ったり来たりしていた事です。
私が近づくと、白々しく、「ヒメヒカゲは採集禁止」という看板を読んでいるふりをしていました。
ここのヒメヒカゲが採集禁止であることは、この地方で昆虫採集をしている人なら誰でも知っているはず。
あきらかに不自然です。

私がジーッと見つめていると、さすがに気まずかったのか立ち去って行きました。
顔写真は撮っておいたので、次に何かあったら晒してやろうと思います。

天候:曇り時々晴れ
本日見られた蝶類:アゲハチョウ、アオスジアゲハ、モンシロチョウ、キチョウ(キタキチョウ)、ルリタテハ、ツバメシジミ、ヒメヒカゲ、ヒメウラナミジャノメ、イチモンジセセリ、オオチャバネセセリ
機材:Panasonic LUMIX G9PROⅡ、G99D、G MACRO 30㎜、G12-60㎜、G100-300mm、Nikon 8×20 HGL

ヒメヒカゲの産卵

6月1日、愛知県豊川市 → 豊橋市葦毛湿原

記事には上げていませんが、5月25日と31日は豊川市内の雑木林へゼフィルスを探しに行きました。
なぜ記事になっていないかというと、全く見つからず、一枚もシャッターを切れなかったからです。
かなり広範囲を丹念に探したのですが、ゼフィルスの「ゼ」の字も見つけられませんでした。
私が見落としているだけなら良いのですが、気になります。

この日も午前中に市内の公園に出かけたのですが・・

ここでもゼフィルスは全く見つからず。
栗の花が満開だったのですが、ゼフィルスどころか他の蝶も1頭も来ていませんでした。

舗装されていない道路で、ウラギンシジミが吸水していました。
マクロレンズで、レンズの前玉が接触しそうなほど接近して撮影。

午前中だけにしようかと思ったのですが物足りない結果だったので、午後から葦毛湿原に出かけました。
湿地の入り口でお会いしたマダムによると、「飛んでたわよ~」とのこと。
喜んで見に行ったのですが、湿原内は遮るものが無いので、かなりの強風で面喰いました。

それでも風が弱くなった時間帯には、数頭のヒメヒカゲが飛んでいるのが確認出来ました。
早くも産卵している個体がいました。
緑色の卵が見えるでしょうか?

同時に見られた個体数は最大で3頭でしたが、後から写真を確認すると少なくとも5頭いました。

他の蝶も探したところ、ヒオドシチョウがクヌギの樹液に来ていました。
ツマグロヒョウモンではない赤っぽいヒョウモンが湿原内を飛び回っていたのですが、写真も撮れず同定できませんでした。
15時前に撤収。

天候:晴れ時々曇り
本日見られた蝶類(豊川市):アゲハチョウ、モンキアゲハ、アサマイチモンジ、ヒメジャノメ、ウラギンシジミ、ルリシジミ
本日見られた蝶類(葦毛湿原):アゲハチョウ、アオスジアゲハ、モンキアゲハ、キチョウ(キタキチョウ)、ツマグロヒョウモン、ヒオドシチョウ、ウラゴマダラシジミ、ルリシジミ、ヒメヒケガ、ヒメウラナミジャノメ、ダイミョウセセリ
機材:Panasonic LUMIX G9PROⅡ、G99D、G MACRO 30㎜、G12-60㎜、G100-300mm、Nikon 8×20 HGL、Gitzo GT1544T

ヒメヒカゲを捕らえたササグモ

6月16日、愛知県豊橋市 葦毛湿原
ここ1,2週間で、車や腕時計のベルト、パソコンの電源ケーブルなどが次々に不具合を起こし、その対応に追われる事になりました。
私の体の調子が悪かったので、自分たちもご主人様にお付き合いしなければいけないと思ったのでしょう。
前日(15日)と当日の午前も家の用事に追われましたが、16日の午後になって時間が取れたので、またまた葦毛湿原に出かけました。

前夜に雨が降ったので、路上で吸水する蝶が見られると思ったのですが、飛び古したアオスジアゲハが駐車場の地面に来ただけ。
湿原の周囲も蝶の姿は少なかったですが、ツマグロヒョウモンが占有行動していました。

ヒメヒカゲは先週に比べると半分くらいに減った感じ。
飛び古した個体が目立ちました。

別の個体を撮影し、ふと木道の反対側を見ると、ササグモがヒメヒカゲを捕らえていました。
驚いたのは食事中のササグモにちょっかいを出す別の個体がいた事で、これは獲物を横取りしようとしているのかと思ったのですが、帰ってからネットで調べると、下の個体はメスで上の個体はオスの様でした。
オスとしては、獲物の方ではなくメスの方に用があったのかも知れません。
メスは糸を出してぶら下がり、逃れようとしていました。

ここで同好の士にお会いし、情報交換・・。
珍しい蝶の撮影ポイントを教えてもらったのですが、残念ながら私は人から教えてもらった場所に行くのを止めてしまったので、あくまでも参考に聞いておきました。
代わりに、ぜひ撮影したい種類がいると言うので、そのポイントを教えて差し上げました。
ちなみになぜ人から教えてもらった場所に行かないかというと、確かに効率よく撮影は出来ますが、それって自分が何か進歩している訳では無いという事に気がついたからです。

さて、このあと引き返すことにしましたが、駐車場わきの池の畔でシロツメクサにモンシロチョウが来ていました。
逆光に輝く姿があまりに美しかったので、しばし撮影。
そんなこんなで、15時過ぎに撤収。

天候:晴れ
本日見られた蝶類:アゲハチョウ、キアゲハ、アオスジアゲハ、モンシロチョウ、キチョウ(キタキチョウ)、ツマグロヒョウモン、ヒメヒカゲ、ベニシジミ、ツバメシジミ、ヤマトシジミ
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、G99D、G12-60㎜、G100-300㎜、Nikon 8×20 HGL

引き続きヒメヒカゲ

6月8日、愛知県豊橋市 葦毛湿原
性懲りもなく、またまた葦毛湿原を訪れました。
丸一日時間が取れたのですが、数日前にぎっくり腰を再発してしまい、まだ完治していないので、遠出は不安。
という訳で、またまた近場に出かける事にした訳です。

ヒメヒカゲは、この日は新鮮な個体が見られました。

双眼鏡で新鮮なメスを見つけましたが、いずれオスがやって来るだろうがまだ早いと思い、木道を何周かしていたら交尾が成立していました(笑)。
かなり距離があったのでトリミングしています。
個人的に交尾の観察例は本種とクロツバメシジミが一番多いのではないかと思って、ちょっと調べてみると、

5例:ヒメヒカゲ
4例:ギフチョウ、ツマグロヒョウモン、ベニシジミ、クロツバメシジミ
3例:ウスバアゲハ、他
・・・と言う感じ。

何のことは無い、数が多い種類、狭い場所に集中している種類、熱心に撮影している種類が多いという結果です。
意外とモンシロチョウやヒメウラナミジャノメと言った普通種が少なく、それぞれ2例に過ぎません。
他に少ないのはゼフィルスの仲間で、ウラゴマダラシジミのみ僅かに2例。
さらに少ないのは黒色系アゲハで、クロアゲハの1例のみ(!)です。
今まで30年、何してたんだろ・・

今年これまで見られなかったシロシタホタルガが、1,2頭見られました。

8時ごろには既にかなりの暑さとなり、ヒメヒカゲが全く見られない時間帯もありましたが、その後また飛ぶようになりました。

先週よりメスの割合が増えました。
同時に見られた個体数は最大で5頭でしたが、雌雄合わせて20頭位いたと思います。

やはり座ったり立ったりするときに腰が痛いので、11時前に撤収。

天候:晴れ時々曇り
本日見られた蝶類:アゲハチョウ、キアゲハ、モンシロチョウ、キチョウ(キタキチョウ)、ツマグロヒョウモン、ヒメヒカゲ、ムラサキシジミ、ルリシジミ、オオチャバネセセリ
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、G99D、G12-60㎜、G100-300㎜、Nikon 8×20 HGL

ヒメヒカゲ

6月1日、愛知県豊橋市 葦毛湿原
毎年言っている気がしますが、早いものでもう6月です!
この日は葦毛湿原にヒメヒカゲを撮りに行きました。
ミドリシジミなどのゼフィルスも見られるかな?と言う期待もありました。

天気予報は晴れだったのですが、予想に反して曇りがち。
まずはゼフィルスの方を探して湿原の外をうろうろしたのですが、全く見つかりませんでした。
諦めて湿原の木道を歩いてみると、ヒメヒカゲが1頭・・また1頭・・という感じで飛ぶのが見られました。

彼らは日光に敏感で、太陽が雲に隠れると飛ぶのを止めてしまいます。
木道近くに静止したので、柵(ロープ)の外に手を伸ばして撮影。

鳥に襲われたのでしょうか、壮絶な姿になっている個体もいました。
飛び立つところも撮影。
草被りになりがちなので、思ったほどチャンスがありません。

湿原内はイヌツゲの小さな花が満開で、度々ヒメヒカゲが吸蜜にやって来ました。
イソノキも咲き始めていたのですが、そちらはチャンス無し。

ところで、湿原を復元するという目的(口実)で、周囲の木々が大々的に伐採されていました。
その事業を進めている人たちの頭には、湿原はこうあるべきだというイメージがあって、それにそぐわない存在は無くしても構わないらしいです。
人間に破壊された湿原を復元するなら立派な事業だと思いますが、自然に生えてきた木々まで根こそぎ伐採するのはちょっと違う気がします。
いずれ、周りの木々を切ったことで保水能力が下がり、湿地に悪い影響を与えると思います。

新鮮なルリシジミが、このポイントに執着するように飛んでいると思ったら、すぐ近くの鳥の糞で吸汁していました。
お会いした方によるとヤクシマルリシジミも見られたそうですが、私は確認できず。

11時過ぎに撤収です。

天候:曇り時々晴れ
本日見られた蝶類:アゲハチョウ、モンシロチョウ、キチョウ(キタキチョウ)、ヒメジャノメ、ヒメヒカゲ、ウラギンシジミ、ルリシジミ
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、G99D、DG9㎜、GX45-175㎜、G100-300㎜、Nikon 8×20 HGL