ムラサキツバメ越冬集団の作られる場所

11月30日、愛知県豊川市
この日もムラサキツバメの越冬集団がどうなったか見に行きました。
午前中曇りそうな予報だったので、朝はのんびりしても良いかなと思っていたのですが、未明に窓の外を見ると晴れて来そうな予感。
急いで出発です。

到着して早速観察開始・・

この日は寒かったので活動する個体などいないと思ったのですが、9時を過ぎると1頭のメスが日光浴するようになり、やがて木の梢に飛んで行きました。
しかし、他の個体は翅を開こうとしませんでした。

ムラサキシジミも同じ時間帯に日光浴していましたが、そのあと雲が広がり、活動する個体は見当たらなくなりました。

越冬体勢のウラギンシジミも見られましたが、1頭のみでした。

これ以上活動する様子は見られないと判断して、10年以上前に訪れたポイントにも行ってみました。
探してみると、当時何も見つからなかった場所で、11頭の集団が1つだけ見つかりました。

これから自分も探してみようという、もの好きな人のために書いておくと・・
よく見られるのは、以下のような場所です。
もちろんマテバシイの多いことが大前提です。

 ・面積の大きな葉の上。(マテバシイとは限らない)
 ・午前中に日の当たる時間帯がある。
 ・集団の前に、ある程度の空間がある。
 ・集団のすぐ上に、雨避けになるような葉がある。

逆に殆ど見られないのは、以下のような場所です。
 ・周りに何もなく丸見えの場所。
 ・周りからポツンと独立した木。

地上からの高さは1m未満から10m近くと、幅が広いです。
5mを超える場所では見つからない。と、うそぶく人がいますが、そう言う人は例外なく双眼鏡を持っていません。
(そりゃ見つからんだろうと思う)

この日見られたムラサキツバメは、単独の個体も含め合計102頭となりました。
10時半ごろ撤収。

天候:晴れのち曇り
本日見られた蝶類:ウラギンシジミ、ムラサキツバメ、ムラサキシジミ
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、G99D、G12-60㎜、G100-300mm、Nikon MONARCH 8×30、Gitzo GT1544

ムラサキツバメ越冬集団

11月23日、愛知県豊川市
このところ朝晩が寒くなり、そろそろムラサキツバメが集団を作る頃となりました。
今年は暑い日が長く続いたので、それが彼らの個体数にどう影響したのか興味深いところです。

夜明け直前に到着。
車から降りると・・「寒っ!」
突風が吹き荒れていて、危うく帽子が飛ばされそうになりました。

最初のポイントでは、2頭の小集団と単独の個体が見つかっただけ。
少し離れたポイントに向かう途中、道路脇の高さ5mくらいの所に9頭の集団があるのを見つけました。
ここで見かけるのは初めて。

カメムシが一緒にいて、ムラサキツバメの枕にされていました。

越冬集団のすぐ隣で、蜘蛛の糸に引っかかったままホシホウジャクが交尾していました。
何がどういう順番でこうなったのか?

シジュウカラとメジロの混群が近くの木々にやって来て餌を探していましたが、そのうち一羽がムラサキツバメのいる枝に飛び移ったかと思うと、ムラサキツバメたちは一斉に飛び立って四方八方に散ってしまいました。
どうやらその狩りは失敗したようでした。
あとに残されたシジュウカラは、きょとんとした感じで辺りを見回していました。

「・・いやいや、キミのせいだからね。」

その後もいくつか集団が見つかりましたが、帰ってから集計してみると合計で69頭になりました。
この時期のこの公園としては平均的な数です。

朝のうちは風が強く寒かったですが、9時を過ぎると、日当たりの良い場所にいた個体が次々と飛び立って活動するようになりました。
飛び立つところも撮影。

他の越冬蝶は数が少なかったですが、駐車場に向かう途中で新鮮なムラサキシジミが日光浴していました。
11時前に撤収。

天候:晴れ
本日見られた蝶類:キチョウ(キタキチョウ)、ウラギンシジミ、ムラサキツバメ、ムラサキシジミ
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、G99D、G MACRO 30㎜、G12-60㎜、G100-300mm、Nikon MONARCH 8×30、Gitzo GT1544T

おうし座流星群

11月12日~22日、愛知県豊川市(自宅)
今年も「おうし座流星群」の撮影に挑戦しました。
6日の夜から何夜か撮影したのですが全く写らず、12日の夜も半ばあきらめモードでカメラのタイマーをセットしました。

夜中に一度起き出して15分ほど空を眺めたのですが、流星は流れません。
あきらめて寝床に戻り、翌日画像を確認すると、3:45に火球クラスの流星が写っていました。
残念ながら末端部がカメラのシャッターの合間になって、尻切れトンボになっていました。
しかし4:39にも再び明るい流星が写っていました。
これらは「北群」に属するもののようです。

この2つの流星を含めた1時間弱の画像を比較明合成してみました。
よく見ると、「しし座流星群」と思われる暗い流星も一緒に写っていました。

18日や20日の夜にも挑戦してみたのですが、何も写らず・・
かろうじて21日の夜になって、オリオン座の西に「しし座流星群」と思われる流星が一つ写っただけ。
個人的に今年の流星群は低調です。

天候:晴れ、晴れ時々曇り
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、フォクトレンダー10.5mm、Gitzo GT1544T

ようやくアサギマダラの季節

10月27日、愛知県豊川市
前日(26日)とこの日の午前中は所用で出かけられず、昼前になってようやく出発です。
山間にある公園に向かったのですが、警備員の誘導に従って駐車場に車を停めようとしたら、なんと満車!
私と同じように停めるところが無くて右往左往している車があり、どうやら警備員は車の台数を把握せずに誘導を行っているようでした。
(イベントをやっていたらしい)

こりゃ駄目だという事で、行き先を変更し、またまた市内のフジバカマ畑に向かいました。

フジバカマはまだ咲いていて(というか満開)、5頭のアサギマダラが吸蜜していました。
見た限りでは、この日見た個体は全てオスでした。

早速飛び立つところを撮影。
止まり絵は、花に舞い降りた直後に翅を開いたり閉じたりするので、その瞬間を狙いました。

横からのカットは、口吻が「く」の字になったカットを選んでいます。
細かいことですが、一直線になったカットよりも動きがある気がします。

上品なマダムに声をかけられましたが、蒲郡市の公園でアサギマダラが多く見られたという話を伺い、写真を見せてもらいました。
知っている場所でしたが、数年前から私は自力で開拓したフィールドを回る事を優先しているので、そういう情報は参考にさせて頂くだけです。

野鳥が突っついた柿の実に、アカタテハやキタテハが来ていました。
開けた場所のフジバカマにはキタテハも来ていました。

途中で小雨が降る時間帯もありましたが、アサギマダラは平気で吸蜜を続けていました。
時間が経過するにつれ個体数は徐々に減りましたが、私が15時過ぎに帰る時にも3頭が見られました。

天候:曇り時々晴れ、一時小雨
本日見られた蝶類:モンシロチョウ、キチョウ(キタキチョウ)、アサギマダラ、アカタテハ、キタテハ、ヒメジャノメ、ヤクシマルリシジミ、ヤマトシジミ、イチモンジセセリ
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、G99D、G12-60㎜、G100-300mm、Nikon 8×20 HGL

柴金山・アトラス彗星

10月13日、愛知県豊川市
以前から話題となっていた柴金山・アトラス彗星は、10月初旬は夜明け前、12日以降は日暮れ後に見られる予報でした。
当初10月1日前後に見に行くつもりだったのですが、当日大事な仕事があって自粛。
満を持して、天候の良かった13日の宵に見に行く事にしました。

豊川市内で西の空が開けた場所という事で、三河湾に面した堤防にやって来ました。
ここはかつて「クマソ・クエスト」で訪れた事があるのです。
到着してみると、こんな時間に釣りをしているみなさんがいたので、少し移動。

17:30ごろから構図や露出を確認しながら試し撮りしていたところ、17:50ごろそれらしきものが写って、ひとりで喜びました。
次第に空が暗くなるにつれ、双眼鏡ではっきり見えるようになり、一番明るい時には肉眼でもうっすらと尾を引く様子が確認出来ました。
せいぜい3,4等星にしかならないという予想もあったのですが、実際にはもっと明るく、恐らく2等星前後だったろうと思います。
写真の手前に写っているのは、三河湾の大島と小島。

さらに時間が経つと、低い位置の靄(もや)に隠れるようになり、やがて見えなくなりました。
写真右の明かりはラグナシアの遊園地、山の上の明かりは三ヶ根山のホテルです。

個人的に、尾を引く彗星を肉眼で見たのはこれが初めてで、大満足して帰路につきました。

天候:晴れ
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、G99D、G12-60㎜、GX45-175㎜、Nikon MONARCH 8×30、Gitzo GT1544T

コスモスの咲く頃に

10月14日、愛知県豊川市
三連休の最終日、フジバカマ畑へアサギマダラを撮りに出かけました。

フジバカマ畑の隣にコスモス畑があって同じ人が管理しているのですが、話を伺うと、今年は生育が悪いとこぼしていました。
朝の光が奇麗だったのでカメラを向けてみました。

夜露を纏ったヤマトシジミが静かに朝日を浴びていました。
この後30分ほどで夜露は消え、やがてこの個体は飛んで行きました。

この日もホシホウジャクが目立ちました。
時々ホシホウジャクに混じってホシヒメホウジャクも見られました。

目当てのアサギマダラは全く現れず、コスモスにアゲハチョウがやって来ました。
しかし、撮り損ないが続き、あまり気に入った写真になりませんでした。
アサギマダラが来ないのはこの日が暑すぎたからだ、と思いたいところでしたが・・

天候:晴れ
本日見られた蝶類:アゲハチョウ、モンシロチョウ、キチョウ(キタキチョウ)、モンキチョウ、ツマグロヒョウモン、ウラナミシジミ、ヤクシマルリシジミ、ヤマトシジミ
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、G99D、DG9㎜、G12-60㎜、G100-300mm、Nikon 8×20 HGL

秋のアサギマダラ初見

10月12日、愛知県豊川市
今年は気温が高いので後回しになっていましたが、そろそろアサギマダラのシーズンだと思い、市内の公園を訪れました。
到着後、谷部のフジバカマ畑を見に行くとまだ殆ど蕾で、大雨の影響か手入れがあまりされておらず、雑草が目立ちました。
これではやって来ないな、という感じ。
セイタカアワダチソウなどが咲き始めていたので、そちらに来るのを待つという手段もありましたが、期待薄だろうと思いました。

日向にある花壇にはイチモンジセセリなどが来ていましたが、7時過ぎになるとヒメアカタテハが飛んで来ました。
百日草で吸蜜するところを撮影。
太陽が低かったのでややドラマチックな光になりました。

イチモンジセセリとチャバネセセリの割合は、この日はイチモンジセセリの方が多かったようです。
ウラナミシジミは新鮮な個体が目立ちました。
場所が少し離れただけで、見られる個体の鮮度が違う気がします。

9時前に場所を移動してフジバカマ畑を見に行きました。
到着した時はアサギマダラは来ていなかったので、別のものを撮っていたら、畑を管理しているおじいさんがスマホでアサギマダラを撮っていて、慌ててカメラを向けました。

お話を伺うと、これが今年初めて見る個体だそうです。
気温が高いためか、明らかに日向と日陰の花を交互に訪れていました。
飛び立つところも撮影。

10分以上フジバカマで吸蜜していましたが、いよいよここを離れるのか、勢いよく飛んで行ったと思ったら大きく旋回して帰って来て、コスモスで少しだけ吸蜜しました。
この後、西の方角へ飛んで行きました。

あまりに暑いので10時過ぎに撤収。

天候:晴れ
本日見られた蝶類:アゲハチョウ、ツマグロヒョウモン、モンシロチョウ、キチョウ(キタキチョウ)、ヒメアカタテハ、ヒメジャノメ、ウラナミシジミ、ヤマトシジミ、イチモンジセセリ、チャバネセセリ
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、G99D、DG9㎜、G12-60㎜、G100-300mm、Nikon 8×20 HGL

ウラナミシジミなど

10月6日、愛知県豊川市
前日に引き続き、市内の彼岸花の群落を見に行きました。
この日は午前中の撮影。
光線状態が違えば違う感じの写真が撮れると期待しての事でしたが・・

朝のうちは曇りがちでしたが、光が奇麗でした。
しかし、昨日と打って変わってアゲハの仲間はなかなか出て来ません。

センダングサにウラナミシジミやヤマトシジミが来ていました。

彼岸花のポイントに戻ると、こちらでもウラナミシジミが出て来ました。
9時過ぎになるとようやくアゲハチョウが飛んで来て、彼岸花の上で日光浴を始めました。
翅が欠けているのが残念。

この後フジバカマ畑の様子をチェックしたのですが、株の数は昨年よりさらに減って、花はようやく咲き始め。
次週に期待というところ。
畑を管理しているおじいさんに話を聞いたところ、今年は全然ダメで、自分も歳なので今年が最後かなと弱気な事をおっしゃっていました。

早めに撤収。

天候:曇りのち晴れ
本日見られた蝶類:アゲハチョウ、モンシロチョウ、キチョウ(キタキチョウ)、ツマグロヒョウモン、ウラナミシジミ、ヤマトシジミ、イチモンジセセリ、チャバネセセリ
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、G99D、DG9㎜、G MACRO 30㎜、GX45-175㎜、Nikon 8×20 HGL

彼岸花とナガサキアゲハ

10月5日、愛知県豊川市
5日の第二ラウンドは、市内の彼岸花のポイントへ、アゲハチョウの仲間を撮りに行きました。
先週は蕾が殆どでしたが、先日の雨で開花が進んでいるだろうと予想しました。

彼岸花は、狙い通りほぼ満開。
まだ蕾もありましたが既に萎れている株もあり、この日がベストだったろうと思います。
(次の日、それを実地で確認することになるのですが・・)

背景に小川の煌めきが入るポイントを探りながら撮影。
計算通り(?)お気に入りの写真が撮れました。

アゲハチョウは、同時に確認できたのは最大5頭でしたが、10頭近くいただろうと思います。

吸蜜しているメスにオスが求愛する場面が、何度か見られました。
しかし、交尾には至らず。

求愛飛翔しているペアに、オス2頭が絡んで4頭の集団になりました。

他のアゲハチョウ科の仲間としては、ボロボロのクロアゲハやカラスアゲハも見られましたが、割と新鮮なナガサキアゲハがやって来て驚きました。

アオサギ君がじっと餌を待っていました。
水の流れを表現しようと、思い切り絞り込んでスローシャッターを切ってみました。
今日はこれ以上の写真は撮れないと判断し、2時間ほどで撤収。

天候:晴れ時々曇り
本日見られた蝶類:アゲハチョウ、モンキアゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハ、ナガサキアゲハ、キチョウ(キタキチョウ)、ツマグロヒョウモン、ウラナミシジミ、ヤマトシジミ、イチモンジセセリ、チャバネセセリ
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、G99D、G12-60㎜、GX45-175㎜、Nikon 8×20 HGL、Gitzo GT1544T

ルリタテハの前蛹と蛹

9月21日、愛知県豊川市
世間的には三連休の初日ですが、私はこの日は仕事でした。
しかし、先日見つけたルリタテハの蛹がどうなったか気になるので、またまた早朝の2時間ほど出かける事にしました。

夜明けごろ到着・・。
仕事の方もこれくらい熱心に頑張っていれば、私の人生も変わっていただろうと思います。
満月を過ぎた月が、西の空に傾いていました。

ルリタテハの蛹2つのうち1つは行方不明になっていました。
もう1つは残っていましたが、やや黒っぽくなったかな?という程度の変化で、まだ羽化しそうにありませんでした。
近くで別の蛹と、蛹になりかけの幼虫(前蛹)を見つけました。

変化が無いようなので別のものを探しに行ったところ、シモフリスズメの幼虫が目に留まりました。
真横からも撮影したのですが、いつもと同じような写真になったので、変化をつけて上から見下ろすアングルで狙ってみました。
よく見るとかわいい?

もう一度ルリタテハの様子を見に行くと・・1時間弱で大きな変化があり、ほとんど蛹になっていました。
半日くらいかけて変化するものだと思い込んでいたのがいけなかったです。

見る見るうちに蛹の形状になりました。
さっきまでトゲトゲの幼虫だったものから、複眼や触覚、翅の形まで出来上がっていく様子は、何とも不思議でした。
7:20頃まで撮影しましたが、ここで時間切れ。

このあと真面目に(?)仕事に向かいました。

天候:晴れ
本日見られた蝶類:アゲハチョウ、キチョウ(キタキチョウ)、ヒメジャノメ
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、G99D、G MACRO 30㎜、G12-60㎜、GX45-175㎜、Nikon 8×20 HGL、Gitzo GT1544T