晩秋の豊橋公園

11月9日、愛知県豊橋市 豊橋公園
今年はなかなか寒くならないので先延ばしにしていましたが、そろそろムラサキツバメなど越冬する蝶の様子が気になる頃です。
この日は午前中に時間を取って豊橋公園を訪れました。

到着するとラジオ体操の放送が流れて来ましたが、夏休みと違って体操している人は見当たりませんでした。
いつものカシの木をチェックすると、ウラギンシジミが休眠していました。
触角を翅の間に入れて越冬体勢に見えますが・・
9時前には起き出して来て日光浴をしていました。
ウラギンシジミは休眠している個体が2頭、その後活動している個体が少なくとも4頭見られました。

ムラサキツバメは単独で休眠している個体が2頭と、ツバキ葉上に3頭の小集団も見られました。
これも起き出して来て活動していました。

ケヤキの木の根元に、大きなキノコの群落が出来ていました。
家に帰ってから図鑑で調べると(なぜかそういう図鑑が家にある)、ナラタケという種類の様でした。

エナガの群れが餌を探して木々を渡っていました。

ムラサキシジミは休眠している個体は2頭見つかっただけでしたが、少なくとも5頭が活動する様子が見られました。
今年は越冬シジミの数が少ないのではないかと心配していましたが、これまでのデータと比べて平均的な数です。

ヤマトシジミが吸蜜に来ていたので撮影していると、小さな蜂に驚いて飛び立ちました。
昼前にはアサギマダラが飛んで来たのですが撮り逃し、飛んで行った方角に花壇があるのでチェックすると、キチョウやツマグロヒョウモンが吸蜜に来ていました。
鳥を撮りに来ていた人たちもやって来て一緒に撮影。

11時過ぎに撤収。

天候:晴れ時と来曇り
本日見られた蝶類:キチョウ(キタキチョウ)、アサギマダラ、ツマグロヒョウモン、クロコノマチョウ、ウラギンシジミ、ムラサキシジミ、ムラサキツバメ、ヤマトシジミ
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、G99D、G12-60㎜、G100-300mm、Nikon 8×20 HGL

ツワブキとアサギマダラ

11月3日、愛知県豊橋市(その2)
さて、前回の続きです。
このフィールドにはツワブキが沢山植わっていて、晩秋には甘い香りを辺りに漂わせています。
かつてアサギマダラを撮りに「内海フォレストパーク」まで遠征していた頃はこの組み合わせを好んで撮ったものですが、やがてもっと近場で撮影できる場所あるという事に気がつきました。
・・実は近所の公園にも咲いているんですけどね。

ツワブキは全体としてはまだ3分咲きと言ったところ。
日当たりの良い場所では満開の株もありました。
11時過ぎに撮影しましたが、この日は暖かかったのでもっと早くから吸蜜に来ていたかも知れません。

飛び立つところも撮影。
立ち入れない場所に咲いているので近寄れず、望遠レンズでの撮影。

林の中の薄暗い場所でもポツポツとツワブキが咲いていて、双眼鏡で確認すると2頭のアサギマダラが来ていました。

さて、そろそろ帰ろう。と思ってもう一度フジバカマ畑をチェックすると、見慣れない白い蝶がスイー、スイー、と飛んで来ました。
よく見るとイシガケチョウだったので慌てて撮影。
本種を豊橋市内で見るのは初めて。
探している時は見つからないのに・・まあ、そういうものです。

14時前に撤収。

天候:晴れ時々曇り
本日見られた蝶類:モンシロチョウ、キチョウ(キタキチョウ)、アサギマダラ、テングチョウ、イシガケチョウ、ヤマトシジミ、イチモンジセセリ
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、G99D、G12-60㎜、G100-300mm、Nikon 8×20 HGL

アサギマダラの墓場

11月3日、愛知県豊橋市(その1)
この日は丸一日時間を取って、以前訪れた事のある豊橋市内のフィールドを訪れました。
前日の雨が夜半前に止んで北西の風が吹き、いかにもアサギマダラが飛んで来そうな雰囲気です。

以前来たときはフジバカマ畑など無かったのですが、2カ所にフジバカマが植えられており、早朝からアサギマダラが飛んで来ました。
これはかなり太陽が高くなってからの写真。

数多くいるので、飛び立つところも撮影。
アサギマダラは最も多いときは7頭いましたが、次々と入れ替わって行くので実数は数倍いたと思います。

日陰になる時間帯に撮影しましたが、独特の「浅葱(あさぎ)色」は日陰でないとうまく出ません。
近くの住人もやって来てスマホで撮影していました。

地面にアサギマダラの前翅が落ちていました。(死んでなお、水滴を弾いて綺麗でした。)
これはカマキリの仕業と考えて良いでしょう。
体内に毒を蓄えたり死んだふりをするアサギマダラも、カマキリに対しては無力で、食べられている場面を時々見かけます。

注意して探すと、フジバカマ畑の一角に翅が大量に落ちている場所がありました。
数えてみると前翅が8枚、後翅が4枚見つかりました・・ということは少なくとも4頭犠牲になった訳です。
これだけまとまって命を落としている場所を見たのは初めて。

残酷な事のようですが、他の生き物に命をバトンタッチするのもアサギマダラの役割の一つなので、何も悲しむことでは無いのです。
(長年この趣味をやっていると、死生観というものが以前とは変わったと自分でも思います。)

このあと、この日の目的であるツワブキとアサギマダラの組み合わせを撮るため歩いて移動。(続く)

天候:晴れ時々曇り
本日見られた蝶類:モンシロチョウ、キチョウ(キタキチョウ)、アサギマダラ、テングチョウ、イシガケチョウ、ヤマトシジミ、イチモンジセセリ
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、G99D、G12-60㎜、G100-300mm、Nikon 8×20 HGL

ようやくアサギマダラの季節

10月27日、愛知県豊川市
前日(26日)とこの日の午前中は所用で出かけられず、昼前になってようやく出発です。
山間にある公園に向かったのですが、警備員の誘導に従って駐車場に車を停めようとしたら、なんと満車!
私と同じように停めるところが無くて右往左往している車があり、どうやら警備員は車の台数を把握せずに誘導を行っているようでした。
(イベントをやっていたらしい)

こりゃ駄目だという事で、行き先を変更し、またまた市内のフジバカマ畑に向かいました。

フジバカマはまだ咲いていて(というか満開)、5頭のアサギマダラが吸蜜していました。
見た限りでは、この日見た個体は全てオスでした。

早速飛び立つところを撮影。
止まり絵は、花に舞い降りた直後に翅を開いたり閉じたりするので、その瞬間を狙いました。

横からのカットは、口吻が「く」の字になったカットを選んでいます。
細かいことですが、一直線になったカットよりも動きがある気がします。

上品なマダムに声をかけられましたが、蒲郡市の公園でアサギマダラが多く見られたという話を伺い、写真を見せてもらいました。
知っている場所でしたが、数年前から私は自力で開拓したフィールドを回る事を優先しているので、そういう情報は参考にさせて頂くだけです。

野鳥が突っついた柿の実に、アカタテハやキタテハが来ていました。
開けた場所のフジバカマにはキタテハも来ていました。

途中で小雨が降る時間帯もありましたが、アサギマダラは平気で吸蜜を続けていました。
時間が経過するにつれ個体数は徐々に減りましたが、私が15時過ぎに帰る時にも3頭が見られました。

天候:曇り時々晴れ、一時小雨
本日見られた蝶類:モンシロチョウ、キチョウ(キタキチョウ)、アサギマダラ、アカタテハ、キタテハ、ヒメジャノメ、ヤクシマルリシジミ、ヤマトシジミ、イチモンジセセリ
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、G99D、G12-60㎜、G100-300mm、Nikon 8×20 HGL

柴金山・アトラス彗星

10月13日、愛知県豊川市
以前から話題となっていた柴金山・アトラス彗星は、10月初旬は夜明け前、12日以降は日暮れ後に見られる予報でした。
当初10月1日前後に見に行くつもりだったのですが、当日大事な仕事があって自粛。
満を持して、天候の良かった13日の宵に見に行く事にしました。

豊川市内で西の空が開けた場所という事で、三河湾に面した堤防にやって来ました。
ここはかつて「クマソ・クエスト」で訪れた事があるのです。
到着してみると、こんな時間に釣りをしているみなさんがいたので、少し移動。

17:30ごろから構図や露出を確認しながら試し撮りしていたところ、17:50ごろそれらしきものが写って、ひとりで喜びました。
次第に空が暗くなるにつれ、双眼鏡ではっきり見えるようになり、一番明るい時には肉眼でもうっすらと尾を引く様子が確認出来ました。
せいぜい3,4等星にしかならないという予想もあったのですが、実際にはもっと明るく、恐らく2等星前後だったろうと思います。
写真の手前に写っているのは、三河湾の大島と小島。

さらに時間が経つと、低い位置の靄(もや)に隠れるようになり、やがて見えなくなりました。
写真右の明かりはラグナシアの遊園地、山の上の明かりは三ヶ根山のホテルです。

個人的に、尾を引く彗星を肉眼で見たのはこれが初めてで、大満足して帰路につきました。

天候:晴れ
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、G99D、G12-60㎜、GX45-175㎜、Nikon MONARCH 8×30、Gitzo GT1544T

コスモスの咲く頃に

10月14日、愛知県豊川市
三連休の最終日、フジバカマ畑へアサギマダラを撮りに出かけました。

フジバカマ畑の隣にコスモス畑があって同じ人が管理しているのですが、話を伺うと、今年は生育が悪いとこぼしていました。
朝の光が奇麗だったのでカメラを向けてみました。

夜露を纏ったヤマトシジミが静かに朝日を浴びていました。
この後30分ほどで夜露は消え、やがてこの個体は飛んで行きました。

この日もホシホウジャクが目立ちました。
時々ホシホウジャクに混じってホシヒメホウジャクも見られました。

目当てのアサギマダラは全く現れず、コスモスにアゲハチョウがやって来ました。
しかし、撮り損ないが続き、あまり気に入った写真になりませんでした。
アサギマダラが来ないのはこの日が暑すぎたからだ、と思いたいところでしたが・・

天候:晴れ
本日見られた蝶類:アゲハチョウ、モンシロチョウ、キチョウ(キタキチョウ)、モンキチョウ、ツマグロヒョウモン、ウラナミシジミ、ヤクシマルリシジミ、ヤマトシジミ
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、G99D、DG9㎜、G12-60㎜、G100-300mm、Nikon 8×20 HGL

秋のアサギマダラ初見

10月12日、愛知県豊川市
今年は気温が高いので後回しになっていましたが、そろそろアサギマダラのシーズンだと思い、市内の公園を訪れました。
到着後、谷部のフジバカマ畑を見に行くとまだ殆ど蕾で、大雨の影響か手入れがあまりされておらず、雑草が目立ちました。
これではやって来ないな、という感じ。
セイタカアワダチソウなどが咲き始めていたので、そちらに来るのを待つという手段もありましたが、期待薄だろうと思いました。

日向にある花壇にはイチモンジセセリなどが来ていましたが、7時過ぎになるとヒメアカタテハが飛んで来ました。
百日草で吸蜜するところを撮影。
太陽が低かったのでややドラマチックな光になりました。

イチモンジセセリとチャバネセセリの割合は、この日はイチモンジセセリの方が多かったようです。
ウラナミシジミは新鮮な個体が目立ちました。
場所が少し離れただけで、見られる個体の鮮度が違う気がします。

9時前に場所を移動してフジバカマ畑を見に行きました。
到着した時はアサギマダラは来ていなかったので、別のものを撮っていたら、畑を管理しているおじいさんがスマホでアサギマダラを撮っていて、慌ててカメラを向けました。

お話を伺うと、これが今年初めて見る個体だそうです。
気温が高いためか、明らかに日向と日陰の花を交互に訪れていました。
飛び立つところも撮影。

10分以上フジバカマで吸蜜していましたが、いよいよここを離れるのか、勢いよく飛んで行ったと思ったら大きく旋回して帰って来て、コスモスで少しだけ吸蜜しました。
この後、西の方角へ飛んで行きました。

あまりに暑いので10時過ぎに撤収。

天候:晴れ
本日見られた蝶類:アゲハチョウ、ツマグロヒョウモン、モンシロチョウ、キチョウ(キタキチョウ)、ヒメアカタテハ、ヒメジャノメ、ウラナミシジミ、ヤマトシジミ、イチモンジセセリ、チャバネセセリ
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、G99D、DG9㎜、G12-60㎜、G100-300mm、Nikon 8×20 HGL

ウラナミシジミなど

10月6日、愛知県豊川市
前日に引き続き、市内の彼岸花の群落を見に行きました。
この日は午前中の撮影。
光線状態が違えば違う感じの写真が撮れると期待しての事でしたが・・

朝のうちは曇りがちでしたが、光が奇麗でした。
しかし、昨日と打って変わってアゲハの仲間はなかなか出て来ません。

センダングサにウラナミシジミやヤマトシジミが来ていました。

彼岸花のポイントに戻ると、こちらでもウラナミシジミが出て来ました。
9時過ぎになるとようやくアゲハチョウが飛んで来て、彼岸花の上で日光浴を始めました。
翅が欠けているのが残念。

この後フジバカマ畑の様子をチェックしたのですが、株の数は昨年よりさらに減って、花はようやく咲き始め。
次週に期待というところ。
畑を管理しているおじいさんに話を聞いたところ、今年は全然ダメで、自分も歳なので今年が最後かなと弱気な事をおっしゃっていました。

早めに撤収。

天候:曇りのち晴れ
本日見られた蝶類:アゲハチョウ、モンシロチョウ、キチョウ(キタキチョウ)、ツマグロヒョウモン、ウラナミシジミ、ヤマトシジミ、イチモンジセセリ、チャバネセセリ
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、G99D、DG9㎜、G MACRO 30㎜、GX45-175㎜、Nikon 8×20 HGL

彼岸花とナガサキアゲハ

10月5日、愛知県豊川市
5日の第二ラウンドは、市内の彼岸花のポイントへ、アゲハチョウの仲間を撮りに行きました。
先週は蕾が殆どでしたが、先日の雨で開花が進んでいるだろうと予想しました。

彼岸花は、狙い通りほぼ満開。
まだ蕾もありましたが既に萎れている株もあり、この日がベストだったろうと思います。
(次の日、それを実地で確認することになるのですが・・)

背景に小川の煌めきが入るポイントを探りながら撮影。
計算通り(?)お気に入りの写真が撮れました。

アゲハチョウは、同時に確認できたのは最大5頭でしたが、10頭近くいただろうと思います。

吸蜜しているメスにオスが求愛する場面が、何度か見られました。
しかし、交尾には至らず。

求愛飛翔しているペアに、オス2頭が絡んで4頭の集団になりました。

他のアゲハチョウ科の仲間としては、ボロボロのクロアゲハやカラスアゲハも見られましたが、割と新鮮なナガサキアゲハがやって来て驚きました。

アオサギ君がじっと餌を待っていました。
水の流れを表現しようと、思い切り絞り込んでスローシャッターを切ってみました。
今日はこれ以上の写真は撮れないと判断し、2時間ほどで撤収。

天候:晴れ時々曇り
本日見られた蝶類:アゲハチョウ、モンキアゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハ、ナガサキアゲハ、キチョウ(キタキチョウ)、ツマグロヒョウモン、ウラナミシジミ、ヤマトシジミ、イチモンジセセリ、チャバネセセリ
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、G99D、G12-60㎜、GX45-175㎜、Nikon 8×20 HGL、Gitzo GT1544T

彼岸花とアゲハチョウ

9月23日、愛知県豊川市
またまたルリタテハの蛹の様子を見に行きました。
最初に見つけた個体は、そろそろ羽化してもおかしくないと思ったのですが・・

21日に見つけた個体は、やや黒っぽくなりました。
14日に見つけた個体もほぼ同様。
一方、21日に蛹化した個体はまだ薄い茶色。
いずれにせよ、この日は風が強くて羽化できるような状態ではないと判断し、彼岸花のポイントに移動することにしました。

到着してみると、彼岸花は例年より少なめ。
それでも、花が咲いてから日数が立つのか、既に萎れているところもありました。

蝶の数もかなり少なめ。
例年であれば、うじゃうじゃいる筈のウラナミシジミやイチモンジセセリも、数えるくらいしか見当たりませんでした。
彼岸花とアゲハの組み合わせを撮りたかったのですがなかなか現れず、9時前にようやくアゲハチョウが飛んで来ました。
アゲハチョウも例年であれば複数見られますが、今年はこの個体だけでした。

モンキアゲハは、小川沿いに下流側から飛んで来ました。
かなり傷んでいますが、選り好み出来る状況ではありません。

10時前にはカラスアゲハのメスが飛んで来ました。
こちらも少々くたびれ気味・・

そろそろ帰ろうと思って駐車場に向かうと、生垣のアベリアにクロアゲハが飛んで来ました。
かなり壮絶な姿ですが、飛翔は力強かったです。

昼前に撤収。

天候:晴れ時々曇り
本日見られた蝶類:アゲハチョウ、モンキアゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハ、キチョウ(キタキチョウ)、ウラナミシジミ、ツバメシジミ、イチモンジセセリ、チャバネセセリ
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、G99D、G MACRO 30㎜、G12-60㎜、GX45-175㎜、Nikon 8×20 HGL、GITZO GT1544T