悪天候下の生き物たち

9月1日、愛知県豊川市
この日は、南から台風10号が接近していました。
今日も撮影は無理だな。と諦めていたのですが、予想に反して朝から陽射しがあり、なかなか雨が降り出しませんでした。
ならばという訳で、昼食後に近くの公園へ行ってみました。
以前から、台風が接近した時の蝶の行動に興味があったのです。

梅林ではメジロの群れが餌を探していました。
見ていると、クモを捕らえました。

蝶の姿は少なめ。
到着して暫くは陽射しもあり、ツマグロヒョウモンやヤマトシジミなどが活動していましたが、台風が近づいているからと言って活動がいつもと違っている様子はありませんでした。

2週間前にアオスジアゲハの若齢幼虫がいたクスノキを探してみると、蛹が見つかりました。

サルトリイバラの葉裏を覗いてみると、リルタテハの若齢幼虫がいました。
ススキやジュズダマでは、クロコノマチョウの幼虫がお食事中でした。
この頃から、かなり天候が怪しくなって来て・・
土砂降りになりました。(うげー!)

三段式の折り畳み傘を差しながら茂みの近くを歩いていると、傘の下にアゲハチョウが2頭舞い込んで来て驚きました。
驚いたのは向こうの方で、どうやら近くにとまっていたのを驚かせてしまったようでした。
しばらく見ていると、1頭が近くにとまり、もう1頭がその近くにとまりました。

いつも早朝に見かけるのは林縁の東側の朝日が当たる場所が多いのですが、ここは西側の日当たりの悪い場所でした。
察するに、東風が激しかったのでそれを避けていたのでしょう。
「なるほど」と、一人で納得しました。

それなりに新しい知見も得られたので、満足して撤収。

天候:晴れのち雨
本日見られた蝶類:アゲハチョウ、ナガサキアゲハ、キチョウ(キタキチョウ)、ツマグロヒョウモン、ムラサキシジミ、ヤマトシジミ、ダイミョウセセリ
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、G99D、G12-60㎜、G100-300mm、Nikon 8×20 HGL

先手必勝(?)のペルセウス座流星群

8月11日、12日、愛知県豊川市

ここ数年悪天候に祟られている「ペルセウス座流星群」ですが、今年後半の他の流星群は条件が悪く、何としても撮影したいという事で作戦を考えました。
と言っても出来る事は限られており、極大日に拘らず「行ける時に行く」しかありません。
各種の週間天気予報を見て、極大日の12日の夜は雲が広がり易いと予測し、11日の夜に郊外にプチ遠征する事にしました。
そういう訳で、早めの夕食を取り、車に機材を乗せていつものポイントへ。

到着してみると空は殆ど雲に覆われていましたが、慌てず騒がず準備を進めました。
この季節、ここ東三河地方は夜になるとなぜか南東側から低い雲が流れてくることが多いのです。
これは恐らく浜名湖経由の水蒸気が関係していると思うのですが、実のところどうなのでしょうか。

車の中で仮眠を取り、23時過ぎに起き出してみると雲は殆ど無くなっていました。
最初の流星は23:31に確認。
ここから1時間で8個の流星を数えました。

夜が更けると透明度も上がって来たので、せっかくなので赤道儀で追尾撮影をしてみました。
撮影した写真9枚を「比較明合成」しました。

火球クラスの流星が2:59に流れ、10秒以上「痕」が残りました。
この日は「痕」を観察するために大きめの双眼鏡を持って来て膝の上に乗せ、いつでも見れるようにしていました。
その甲斐あって、チューブ状の痕が風に流れていく様子を数回観察出来ました。

最後の流星を確認できた時刻は4:08。
合計30個以上見られたでしょうか。
写真に写っていたのもほぼ同数でした。

次の夜はさすがに2日連続で出かける気にはなれず、自宅のベランダに魚眼レンズ付きのカメラをセットし寝床につきました。
時々起き出して合計1時間以上空を眺めていましたが、目撃できたのは僅かに2つだけ。

写真に写っていたのは計9つで、火球クラスのものは無し。
極大日の活動としては、例年と比較してかなり低調だったのではないでしょうか。
状況によっては13日の夜も出かけるつもりだったのですが、パスすることにしました。

天候:曇りのち晴れ(11-12日)、晴れ(12-13日)
機材:Nikon D610、DX fisheye10.5㎜、Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、G99D、DG9㎜、フォクトレンダー10.5mm、Nikon MONARCH 8×30、Gitzo GT1544T、G226,Kenko SKYMEMO-S

朝型・自然観察その3

8月6日、愛知県豊川市
この日は平日ですが、お休みを頂きました。
家の用事をする予定だったのですがそれが不要となったので、また近所の公園へ行く事にしました。
早起きしたかったのですが二度寝してしまい、いつもより30分遅れで到着。

クヌギのポイントは先日と打って変わって、蝶の姿は少なめ。
ヒカゲチョウ、クロヒカゲ、サトキマダラヒカゲ、クロコノマチョウが1頭ずつ見られただけ。

林縁部ではアゲハチョウが萩の枝にとまって日光浴していました。
アゲハを撮影していると、その上をかすめるように「ビュン!」とヒヨドリが飛んで、アゲハは翅を一瞬開閉しました。
ヒヨドリがアゲハを狙ったのかと思ったら、そうではなくて、枝にとまったところを見るとカマキリを捕らえていました。
どうやら同じ萩の枝にいたカマキリの方を狙ったようです。

道路脇でも翅を広げているアゲハチョウがいました。
最初は左下に写っているメスが見つかったのですが、右上にオスもいる事に気がつきました。
他の場所でも1頭を発見。
活動前のアゲハチョウばかりこれだけまとまって見つけたのは初めて。
近くにミカンの木などは無いので、野生のサンショウなどで発生したのでしょうか。

エノキの幼木が多いポイントでアカボシゴマダラやゴマダラチョウの幼虫を探していると、アカメガシワの葉の裏に何か見えているのに気がつきました。
何だろうと思って横に回ってみると、アカボシゴマダラの成虫でした。

この後、図書館に寄り道し、調べものをして帰宅。

天候:曇り時々晴れ
本日見られた蝶類:モンキアゲハ、ヒカゲチョウ、クロヒカゲ、クロコノマチョウ、サトキマダラヒカゲ、アカボシゴマダラ、ツマグロヒョウモン、ルリシジミ、ヤマトシジミ
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、G99D、DG9㎜、G MACRO 30㎜、G100-300mm、Nikon 8×20 HGL、Gitzo GT1544T

朝型・自然観察その2

8月3日、愛知県豊川市
またまた性懲りもなく、早朝から市内の公園に出かけました。

ヒカゲチョウは4頭見られました。
クロヒカゲは、このフィールドではヒカゲチョウよりやや遅れて羽化するようです。
この日は1頭だけ見られました。
マクロレンズでクローズアップを狙ってみました。

クロコノマチョウもやって来ました。
先週まで見られた幼虫の様子も見に行ったのですが、蛹も含め姿はありませんでした。

サトキマダラヒカゲもまだ元気でした。
2頭写っている写真は、どうやら求愛しているらしい。
上がメスで、下がオスのようです・・って、私には見分けがつかないのですけど。
強いて言えば、メスの方が大型で翅の色が淡いでしょうか。

メスが逃げ回り、オスが追いかけて後方からじっと迫っていくという繰り返しでした。
見ている限り、交尾は成立しませんでした。

林道沿いではキマダラセセリが見られました。
ヤマノイモでダイミョウセセリの巣が見られましたが、幼虫の姿は確認できず。
巣をこじ開けて中身を撮る人がいますが、私はそういう撮り方をしません。
そこまでして撮る必要もないし、これでいいのだ(バカボンのパパの口調で)と思っています。

湿地を見に行くと、この日もモンキアゲハが1頭だけ来ていました。
本当はカラスアゲハを期待したのですが・・。

吸水しながら「おしっこ」する瞬間を狙いました。

買い物に行くため、近所のスーパーが開く前に撤収!

天候:曇り時々晴れ
本日見られた蝶類:モンキアゲハ、ヒカゲチョウ、クロヒカゲ、コジャノメ、クロコノマチョウ、サトキマダラヒカゲ、キマダラセセリ
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、G99D、DG9㎜、G MACRO 30㎜、G100-300mm、Nikon 8×20 HGL、Gitzo GT1544T

みずがめ座δ流星群とやぎ座流星群

7月30日~8月2日、愛知県豊川市 自宅
今年の流星群の撮影は、ここまで連敗でした。
1月の「しぶんぎ座群」は天候不良+翌日の突発出現を撮り逃し。
4月の「こと座群」は月明りで不戦敗。
5月の「みずがめ座η群」は何も写らず。

・・ということで、8月のペルセ群に向けて、新しい機材のチェックも兼ねて、「やぎ座流星群」の撮影に挑みました。

7月30日の夜から4晩連続で挑戦したのですが、元々の流星の数が少ないこともあって、あまり成果なし。
しかし、7月31日の夜(8月1日)、みずがめ座δ群の火球クラスの流星が写せました。
画面の左下から右上に向かって流れています。
時刻は0:35。
あと、画面中央やや右に「点」が写っているのが分かるでしょうか?
これは「やぎ座群」の輻射点に出現した静止流星です。
時刻は0:33。
真っ直ぐこちらに飛んで来た流星が「点」に写るという訳。

以前、「しぶんぎ座群」でも静止流星が写ったことがありましたが、レアなのでちょっとうれしいです。
・・と言っても、学術的にはあまり意味はありませんが。

天候:晴れ、晴れ時々曇り
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、フォクトレンダー 10.5mm、GITZO GT1544T

朝型・自然観察

7月27日、豊川市
この日は早起きして近くの公園へ行きました。
到着したのは6:00。

早速樹液の出ているクヌギ林を覗いてみると、サトキマダラヒカゲが何かを追いかけていました。
とまったところを見ると、ヒメジャノメでした。

サトキマダラヒカゲは3頭いて、お互いに追飛したり、他の種類を追い回していました。

それらの種類より高速で飛び回っているのがヒカゲチョウでした。
よく見るとこれも3頭いて、そのうち2頭のツーショットが撮れました。
上(手前)がオスで、下(奥)がメスの様でした。

オスが地表近くで吸汁を始めたので、マクロレンズでクローズアップを狙ってみました。
モニターで拡大して見ると、複眼に細かい毛が生えていました。

道路脇のススキにヤマトシジミがとまっていて、朝の光を浴びていました。
雰囲気が出るよう、広角レンズを開放絞り近くで使ってみました。

目線より少し高い位置にコチャバネセセリの巣がありました。
ファインダーを覗いた時、一種の詩情を感じました。

低い位置にもありました。
なぜかペアで見つかる事が多いです。(偶然?)

この日は朝から買い物に行きたかったので、8:30に撤収!

天候:晴れ
本日見られた蝶類:アゲハチョウ、モンキアゲハ、キチョウ(キタキチョウ)、クロコノマチョウ、サトキマダラヒカゲ、ヒメジャノメ、ヒカゲチョウ、ヤマトシジミ
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、G99D、DG9㎜、G MACRO 30㎜、G100-300mm、Nikon 8×20 HGL

真夏のクロツ・クエスト

7月20日、静岡県浜松市
愛知・静岡・長野県の県境付近には、絶滅危惧種であるクロツバメシジミ(通称クロツ)がいます。
2010年代にその生息地探しに熱中した事がありましたが、ここ数年はその時見つけたポイントに出かける事が多くなっていました。
これではいけないという気になったので、初心に戻って久しぶりに「クロツ・クエスト」に出かける事にしました。
・・って、こんな暑い時期にやらなくても(笑)。

過去の実績としては8月の第一週にクロツバメシジミの第三化が見られる事が多かったのですが、今回はそれより2週間ほど早めという事になります。
果たしてどうなるでしょうか?
その前に、この付近を電車で通るたびに気になっているコオニユリの群落を訪れてみると、チャバネセセリが吸蜜にやって来ました。

2頭が時々追飛したりしながら吸蜜していましたが、これは花びらに垂れて来た蜜を吸っているんだろうか?

さて、気が済んだので、クロツバメシジミの食草であるツメレンゲやベンケイソウを探して道を進みます。
舗装道路の真ん中に何か落ちていると思ったら、アシダカグモと、その周りを歩き回っているオオクロモンベッコウ(オオクロモンバチ)でした。
クモは既に身動きできない状態で、オオクロモンベッコウは辺りを歩きながら、時々自分の脚の関節を舐めていました。

・・さらに道を進むと、今度は何か鮮やかな色をしたものにコミスジが纏わりついているのに出くわしました。
一体何だろうと思って双眼鏡で確認すると、車に轢かれたカエルの死骸なのでした。
コミスジは、こういう類も好物のようです。

さらに進むと、広場の横の石垣にクロツバメシジミがいるのが見つかり、ひとりで喜びました。
羽化したての様な新鮮なオスでした。

さらに1区間歩いて、なじみの生息地を訪れる事にしました。
1カ所目は全くクロツバメシジミの気配なし。
2カ所目では複数のオスがヒメジョオンに吸蜜に来ていました。
中脚で複眼や触角の手入れをしている個体もいました。

天候は晴れたり曇ったりの繰り返しでしたが、汗が止まらなくなり、用意した水1Lを飲み干してしまいました。
歩いていると足が重くなって来て、これは例の「ぬりかべ」が出て来る兆候だと思って早めに撤収。
案の定、帰りの電車の中で足が攣りました。

豊橋まで引き返して本屋に寄り道し、ナショナルジオグラフィックのバックナンバーを購入。
(オオカバマダラの記事があったので)

駅前でヤマトシジミとムラサキツバメを確認。
マテバシイが豊川行きバス停の前に植えられていて、これを食樹とするムラサキツバメを稀に見かけます。

天候:晴れ時々曇り
本日見られた蝶類:アゲハチョウ、カラスアゲハ、アオスジアゲハ、モンシロチョウ、キチョウ(キタキチョウ)、ツマグロヒョウモン、ヒメウラナミジャノメ、クロツバメシジミ、ムラサキツバメ、ヤマトシジミ、チャバネセセリ
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、G99D、DG9㎜、G MACRO 60㎜、GX45-175㎜、Nikon 8×20 HGL

G MACRO 30㎜を試す

7月14日、愛知県豊川市
このところ遠征ばかりになってしまい、足元の自然観察が疎かになってしまいました。
三連休の中日、朝から雨模様なのですが、この日しか時間が取れなかったので午前中に地元の公園を覗いてみました。
空は雲が一面に広がっていましたが、雨の心配は無さそう。
と思っていたら、途中で小雨が降る時間帯もありましたが・・

先日中古レンズの2本セットを手に入れたのですが、まだ使っていなかったので、そのうちの1本である30㎜レンズを持って行く事にしました。
これはフルサイズ換算で60㎜相当となるマクロレンズです。
昆虫写真には45㎜のマクロレンズが適していると思いますが、銀塩写真時代に60㎜のマクロレンズを買ったのに全く使いこなせかった経験があり、再挑戦してみようという変な気を起こしたのです。

この公園には樹液を出しているクヌギがあるのですが、カブトムシ目当てに早朝から人が来ているためか、それとも天候のためか、蝶の姿はありませんでした。
道路脇のヒメジョオンの花の上で、ヒメウラナミジャノメが翅を広げていました。
G MACRO 30㎜でも撮影。

池の畔ではウスバキトンボが休んでいました。
あまりトンボには興味が無いのですが、その気になって探してみると身近な所にいろいろな種類がいるようです。

ススキの群落ではクロコノマチョウの幼虫がたくさん見られました。
歩いていて前方に何か違和感を感じると思ったら、道路脇の小さな草地でヤマトシジミが交尾していました。
天候が悪いにもかかわらず、他の個体も活発に活動していました。

クスノキの葉の上では、アオスジアゲハの若齢幼虫が見つかりました。
まだ小さいのに、一人前に(?)糸を吐いて作った台座の上に鎮座していました。

出発前はあまり期待していなかったのですが、まずまず収穫のある一日でした。
昼前に撤収。

天候:曇り一時小雨
本日見られた蝶類:アゲハチョウ、モンキアゲハ、クロアゲハ、キチョウ(キタキチョウ)、ヒメウラナミジャノメ、ヤマトシジミ
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、G99D、DG9㎜、G MACRO 30㎜、GX45-175㎜、Nikon 8×20 HGL

大失敗のオオムラサキ遠征

7月6日、長野県
性懲りもなく、またまたオオムラサキを目当てに遠征です。
飯田線の各駅停車は、途中から乗客が私一人という状態になりました。
この日は予想よりも天候が悪く、北上して行くにつれてベタ曇りとなり、だんだん不安になって来ました。

最寄駅から、Google-mapで目星をつけていたポイントを目指します。
この頃には天候はいくぶん回復して、薄日が射すと共に、むわっとした熱気が地面から上がって来ました。
目当ての地点はGoogleに写真を撮られた年から大きな変化はなく、クヌギ・コナラ・ニセアカシヤ(?)などの混合林が広がっており良い感じでした。
ウロウロしていると一度だけオオムラサキが旋回して来て喜びましたが、その後が続きません。

この日の目標は、樹液を出しているクヌギの発見でしたが、いくら探しても見つかりません。
というか、樹液の匂いもしません。
そうこうするうちにまたまた天候が怪しくなって来て、引き返すことにしました。

昼頃になるとパッと太陽が顔を出し、コミスジなどが一斉に出て来ました。
コミスジの求愛のダンスが見られました。

オナガアゲハも渓流沿いに飛んで来ました。
飛んでいるところを何とか撮影。
気温が上がると下草で休む様子も見られました。

結局、この日見られたオオムラサキは延べ2頭だけ。
結果論ですが、最初に飛んでいる個体を見つけたポイントで粘るべきだったかも知れません。

午後遅くまで粘る覚悟で来たのですが、今にも雨が降りそうな空模様となったので撤収。
皮肉な事に、電車に乗ったと思ったら晴れて来ました。

天候:曇り時々晴れ
本日見られた蝶類:アゲハチョウ、オナガアゲハ、モンシロチョウ、スジグロシロチョウ、キチョウ(キタキチョウ)、テングチョウ、ミスジチョウ、コミスジ、オオムラサキ、アカタテハ、サカハチチョウ、ルリシジミ、ヤマトシジミ
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、G99D、G12-60㎜、G100-300mm、Nikon 8×20 HGL

蛾の繭で吸汁するオオムラサキ

6月29日、長野県 南信地方
この日は丸1日時間を確保し、例年より早めのオオムラサキ遠征に行く事にしました。
一昨年と昨年も訪れたポイントがあるのですが、もっと奥地の方が緑が残っていて条件が良いのではないかと思い、そちらに行ってみる事にしました。

文字通り、野を超え、山超え、谷超えて歩いて行ったのですが、予想に反してエノキやクヌギが少なく、目立つのはエンジュや植林された針葉樹ばかりでした。
これはダメだと思い、来た道を引き返して、結局いつもの場所に戻って来ました。
するとエノキの梢でオオムラサキが探雌飛翔をしているではないですか。
最初からこちらにすべきだった・・と思いましたが、見られなかった地区もあるという事も意味のある記録だと思う事にしました。

オオムラサキは最大で同時に3頭見られました。
しかし年を追うごとに木々が高くなって来ているようで、下から見上げるアングルばかりとなりました。

まだ午前中でしたが、占有行動が始まりましたが、12時を過ぎてしばらくすると見られなくなりました。

再び占有行動が活発になる時間帯まで粘りたいところでしたが、まだ数が少ないようなので今回は早めに切り上げる事にしました。
駅近くまで来たら、建物の陰にオオムラサキがいて驚きました。
こんな開けた場所にやって来るとは驚きです。

ぐるっと大回りして反対側に回り込んでみると、何かを吸汁している様子。
まずは望遠ズームで撮影し(この写真)、広角でも撮影しようとしたら、ドジを踏んで飛ばれてしまいました。
可哀そうな事しちゃったなあ・・

電車が迫る中、何を吸っていたのか確かめてみたところ、どうやら鳥に突かれた蛾の繭の様でした。
最初はクモの卵嚢かと思いましたが、黒っぽく見えているのはお亡くなりになった蛹の痕跡かと。

という訳で、この後すぐにやってきた電車に乗って帰りました。

天候:曇りのち晴れ
本日見られた蝶類:アゲハチョウ、ジャコウアゲハ、モンシロチョウ、キチョウ(キタキチョウ)、テングチョウ、オオムラサキ、コミスジ、アカシジミ、ルリシジミ、ヤマトシジミ
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、G99D、G12-60㎜、G100-300mm、Nikon 8×20 HGL