ツツジにミヤマカラスアゲハ

4月29日、愛知県新城市

朝から用事を済ませて早めの昼食を取り、新城市へアゲハ類を撮りに行きました。
この種の撮影で午後から出かけるのはあまり経験がありませんでしたが、どういう結果になるだろうという興味がありました。
天気は良いものの、風が非常に強いのが気がかりですが・・
車を走らせること約1時間、毎年通っているポイントに到着。

午後の光に照らされたフィールドは、いつもと違って新鮮に見えました。
途中のポイントではウスバアゲハを撮影。
やや汚損した個体が目立ちました。

ご神木と呼んでいるモチツツジに、カラスアゲハが吸蜜に来ました。
何度もやって来ましたが、同一個体が同じコースで飛んで来るようでした。

ミヤマカラスアゲハはメスだけが見られました。
汚損していますが、それでも喜んで撮影。

この日は風が強く肌寒いほどでしたが、やや日陰になった花を好むようでした。
何度か、クロアゲハのオスが誤求愛する様子が見られました。
ここでジャコウアゲハも一度だけ見られたのですが、良い写真になりませんでした。

15時前になると、見られる蝶の数は急に減りました。
これほど遅い時間まで春のアゲハチョウを撮影したのは初めてだったので、私としては新しい知見でした。

天候:晴れ、風強し
本日見られた蝶類:ウスバアゲハ、アゲハチョウ、クロアゲハ、カラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハ、キチョウ(キタキチョウ)、ツマキチョウ、コミスジ、ヒメウラナミジャノメ、ヤマトシジミ
機材:Panasonic LUMIX G9PROⅡ、G99D、G12-60㎜、G100-300mm、Nikon 8×20 HGL

花と蝶の組み合わせ

4月26日、愛知県新城市

毎年書いている気がしますが、今年もあっという間にゴールデンウィークがやって来ました。
つい先日、ダウンジャケットを着こんで冬鳥のカモを撮っていた気がするんですけど。
この日はホソバシャクナゲとアゲハの仲間の組み合わせを狙い、新城市の山麓を訪ねる事にしました。

電車とバスを乗り継いで到着。
ホソバシャクナゲは早咲きの株が満開で、遅咲きの株も咲き始めており、ちょうど見ごろでした。

既に黒っぽい蝶が来ていたので何かと思ったら、コミスジでした。
この組み合わせを見るのは初めてです。
もちろん喜んで撮影。

ヒメウラナミジャノメ、今期初見。
普通種ですが嬉しくなります。

梅林の下草が刈られ、そこにムラサキサギゴケが沢山咲いているエリアがありました。
メスのアゲハチョウが来ていましたが、これまた非常に新鮮な個体。
この組み合わせも初めて撮影しました。
風に煽られながら長時間吸蜜していましたが、歩道にはみ出したムラサキサギゴケにもやって来たので、飛び立つところを正面から撮影。

この日はカラスアゲハが多かったです。
・・というか、黒いアゲハチョウは、見たところ全てカラスアゲハでした。
モンキアゲハやナガサキアゲハは未発生のようでした。

スジグロシロチョウが吸蜜していたので、飛び立つところを撮影。
ウスバアゲハも稀に見かけたのですが、複数の個体を同時に見たのは一度だけでした。
食草の生えているエリアが減っているのです。

帰り際、越冬明けのアカタテハがホソバシャクナゲにやって来ました。
この日は一日中歩き回ったのでへとへとになりました.

天候:晴れ
本日見られた蝶類:ウスバアゲハ、アゲハチョウ、キアゲハ、カラスアゲハ、モンシロチョウ、スジグロシロチョウ、ツマキチョウ、テングチョウ、アカタテハ、ツマグロヒョウモン、コミスジ、ヒメウラナミジャノメ、ベニシジミ、ムラサキシジミ
機材:Panasonic LUMIX G9PROⅡ、G99D、G12-60㎜、G100-300mm、Nikon 8×20 HGL

彼岸花とアゲハチョウ

9月23日、愛知県豊川市
またまたルリタテハの蛹の様子を見に行きました。
最初に見つけた個体は、そろそろ羽化してもおかしくないと思ったのですが・・

21日に見つけた個体は、やや黒っぽくなりました。
14日に見つけた個体もほぼ同様。
一方、21日に蛹化した個体はまだ薄い茶色。
いずれにせよ、この日は風が強くて羽化できるような状態ではないと判断し、彼岸花のポイントに移動することにしました。

到着してみると、彼岸花は例年より少なめ。
それでも、花が咲いてから日数が立つのか、既に萎れているところもありました。

蝶の数もかなり少なめ。
例年であれば、うじゃうじゃいる筈のウラナミシジミやイチモンジセセリも、数えるくらいしか見当たりませんでした。
彼岸花とアゲハの組み合わせを撮りたかったのですがなかなか現れず、9時前にようやくアゲハチョウが飛んで来ました。
アゲハチョウも例年であれば複数見られますが、今年はこの個体だけでした。

モンキアゲハは、小川沿いに下流側から飛んで来ました。
かなり傷んでいますが、選り好み出来る状況ではありません。

10時前にはカラスアゲハのメスが飛んで来ました。
こちらも少々くたびれ気味・・

そろそろ帰ろうと思って駐車場に向かうと、生垣のアベリアにクロアゲハが飛んで来ました。
かなり壮絶な姿ですが、飛翔は力強かったです。

昼前に撤収。

天候:晴れ時々曇り
本日見られた蝶類:アゲハチョウ、モンキアゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハ、キチョウ(キタキチョウ)、ウラナミシジミ、ツバメシジミ、イチモンジセセリ、チャバネセセリ
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、G99D、G MACRO 30㎜、G12-60㎜、GX45-175㎜、Nikon 8×20 HGL、GITZO GT1544T

ミズイロオナガシジミの羽化

5月25日、愛知県豊川市
今年は蝶の季節の進行が速いようで、どうも私の方が追い付いていない気がします。
例年この季節に発生し始めるのが、ウラナミアカシジミ、ミズイロオナガシジミ、ミドリシジミといったゼフィルスの仲間です。
という訳で、これらを目当てに市内の公園を訪れました。

到着したのは例によって早朝・・
ポイントを見て回ったのですが、思いのほか風が強く、お目当てのゼフィルスの仲間はなかなか見つかりません。

樹液を出しているクヌギを見て回ると、最初アカタテハが来ていたのですが、その個体はすぐに飛んで行ってしまいました。
少し離れた場所でしばらく様子を見ていると、黒い蝶が飛んで来て私の体にまとわりつきました。
ルリタテハかと思ったら、今季初見のヒオドシチョウでした。

一度近づいてしまうとこちらの存在を気にしなくなるので、超広角でも撮影。
体が温まると、クヌギの幹に陣取って樹液を吸い始めました。

林道わきのハルジオンにモンシロチョウが来ていました。
モンキアゲハやカラスアゲハがまだ生き残っていて、水が染み出した路上で時おり吸水していました。
近くの水溜まりでテングチョウが吸水していたのですが、トノサマガエルが飛びついて食べられてしまう場面を目撃し、仰天しました。
(写真には直後の姿しか撮れず)

別の場所に転戦しようかと考え始めた頃、道路脇のササに羽化直後のミズイロオナガシジミがいるのを見つけ、狂喜しました。
以前このフィールドで羽化直後の個体を撮影して以来、同じ場面を撮ろうと探し続けて、ちょうど10年目のことでした。
10年前は翅を伸ばし始めたところでしたが、今回は既に伸び切っているところでした。

羽化する時間帯・前後の天候・周囲の状況が前回と共通だったので、今回の観察には意味がありました。
この個体は10分ほどで草地の中に飛んで行きました。

他のゼフィルスがなかなか見つからなかったのですが、帰り際にクヌギの高い場所でようやくウラナミアカシジミが見つかりました。
しかし、位置が悪いのと風が強くて、証拠写真を撮るのが精一杯でした。
アカシジミやミドリシジミは気配なし。

11時過ぎに撤収。

天候:晴れ時々曇り
本日見られた蝶類:モンキアゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハ、モンシロチョウ、キチョウ(キタキチョウ)、テングチョウ、アカタテハ、ヒオドシチョウ、コミスジ、ヒメジャノメ、ヒメウラナミジャノメ、トラフシジミ、ウラナミアカシジミ、ミズイロオナガシジミ、ルリシジミ、イチモンジセセリ、チャバネセセリ
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、G99D、DG9㎜、GX45-175㎜、G100-300㎜、Nikon 8×20 HGL

奥三河のウスバアゲハ(ウスバシロチョウ)

5月3日、愛知県新城市
さて、ゴールデンウィークの後半4連休が始まりました。

今から30~20年ほど前、かつて愛知県では湯谷駅付近にしかいないと言われていたウスバアゲハ(ウスバシロチョウ)の生息地を求め、地図を片手に各地を回り新しい生息地を探し求めた事がありました。
当時はこの地域に耕作放棄地が目立つようになった頃で、食草が大繁殖して、ウスバアゲハも一気に数を増やした時期でした。
その後、宅地化や太陽光発電の設置、植性の変化などにより、生息地や個体数は明らかに減少局面に入っています。
ということで今のうちに、これまで訪れようと思って後回しになっていた地域を訪れてみる事にしました。

電車とバスを乗り継いだのですが、駅を降りた所でもウスバアゲハが飛んでいて、ここはまだ健在だったかと喜びました。
バスに乗り換えて9時前に現地に到着。

民家の庭先の芝桜に、カラスアゲハのメスが来ていました。
古刹の境内にあるツツジにオスもやって来ました。
この地域限定の「ホソバシャクナゲ」も咲いていたのですが、蝶たちはそちらには目もくれず、野生や植栽のツツジを訪れていました。

ウスバアゲハは道中何度か見かけたのですが、数は多くなく、同時に見られるのは1,2頭でした。
私が探した限りでは、食草が大量に生えているような場所は見つかりませんでした。
既に他の草木に覆われて茂みのようになった梅林が目立ち、やはりもっと昔に訪れるべきでした。

それでも、道路わきの斜面で数頭の個体が滑空している場所が見つかりました。
車の往来があったのですが、斜面を登る脇道にいくらか花が咲いていて、格好の撮影場所になっていました。

13時ごろ現場を後にしましたが、バス停に向かう途中、梅林の下草で吸蜜している個体を見つけました。
梅林に入らないようにして、手を伸ばして撮影。

思ったよりも数が少なかったですが、これで長年の宿題が一つ片付き、満足して帰路につきました。

天候:晴れ
本日見られた蝶類:アゲハチョウ、ウスバアゲハ、クロアゲハ、モンキアゲハ、カラスアゲハ、アオスジアゲハ、モンシロチョウ、キチョウ(キタキチョウ)、モンキチョウ、テングチョウ、ツマグロヒョウモン、コミスジ、ヒメウラナミジャノメ、ダイミョウセセリ
機材:Panasonic LUMIX GH5Ⅱ、G99D、DG9㎜、G12-60㎜、GX45-175㎜、Nikon 8×20 HGL